昨夜降っていた雨も上がり、今朝は良い天気だった。
朝食後、早々に豊浦を発ち函館に向かった。
途中のパーキングエリアで蝦夷駒ケ岳を眺めながら休憩したり、その先の公園で一時間近く散歩したりと、ゆっくりと函館に向かった。
函館では高龍寺を訪ねた。
明治32年に建立された寺院で北海道随一の寺院建築である。
山門や本堂に施された彫刻が素晴らしい。
拝観受付所に立ち寄り許可を得てから本堂、開山堂、位牌堂などを観て回った。
内部の写真撮影がOKと掲示されていて、自由に撮れる配慮は良かった。
本堂に施された装飾も圧倒されるばかりであった。
QRコードにスマホをかざすと、画像や文章で詳細に説明してくれる。
最新のテクノロジーを取り込んで、分かり易く解説してくれるのは助かる。
天井絵も見応えが有った。
本堂の素晴らしさは言うまでもないが、安置されていた五百羅漢は見応えが有った。
顔、形、衣類に至るまでそれぞれが違って、見ていて楽しかった。
訪れた時、たまたま掛け軸の虫干しを行っていた。
その為、大広間や廊下に沢山の掛け軸が展示されていた。
歴史の浅い北海道でこれだけの寺院を建立する事が出来たのは、函館が北海道開発の拠点として発展していた証明でもある。
高龍寺を辞退して、次に向かったのは赤レンガ倉庫。
混んでいるのではと心配したが、全くの杞憂だった。
早足で見て周ったが興味を引くものが無く、再度訪問したいと思わなかった。
早々に立ち去り今夜の塒に向かった。