手提げカゴの編み込みは終了したが、これで終わりではない。
先ずは余分なヒゴをカットし、縁を整えた。
仕上げに籐紐は欠かせない。
その籐紐も使う場所によって幅が違う。
幅決め機で必要とする細さに削る。
左が元の籐紐で右が細くした籐紐です。
先ずは事前に作っておいた枠用の幅広い竹ヒゴを曲げる事から始める。
フライパンでお湯を沸かし、その中にヒゴを浸しゆっくりと曲げて行く。
外側用と内側用の2本でセットになる。
曲げた状態で氷を入れた冷水で冷やすと、その曲がった状態で固定される。
カゴの縁を枠で挟み込むため、外枠と内枠の2個必要である。
更にそれを取り付ける際の細い丸ヒゴも曲げる。
取っ手の取り付け部材とコーナーガード材も熱湯で曲げ、4個作る。
曲げた枠をカットし接合部をクサビ形に削りボンドで接着する。
更に接合部が剥がれない様に竹ピンで留める。
編み上げた縁を挟み込む為、外枠と内枠のサイズ差の調整が難しい。
丸ヒゴもそのサイズに合わすのだが、ピッタリ合わないと隙間が出来るなど出来映えが悪くなる。
飛び出ている余分なピンをカットし、縁を曲げた枠で挟み丸ヒゴで縁取りをしながら籐紐で取り付ける。
枠付けが終ると取っ手を取り付ける。
その際もピンを挿し込んで補強する。
余分なピンを切り取り籐紐で枠に結び付ける。
これによりピン跡も見えなくなる。
コーナーガードを取り付け、底に力竹を挿し込んで補強する。
妻の手提げカゴが欲しいとの一声からスタートした。
ビギナーには難しいと言われながらも、先輩から手ほどきを頂き何とか完成した。
妻はとても喜んでくれた!!
この作品を作る事で新しい事を沢山学ぶ事が出来た。
春の車旅で暫く竹細工教室は休む。
次の作品も手提げかごを作る予定である。
編み方が更に難しくなるので、出来上がるか心配だが挑戦する事にした。
終わる事が無い竹細工である。
画像と説明で、繊細さと難しさが良く分かり、ため息が出ました。
写楽さん、やりとげましたね!
奥さん、大事に使ってくださいね!
こんな手作りのカゴを作ってくれたら奥さんも大喜びでしょう。
うちのカミさんが羨ましそうに見てます。
何か嫌な視線も感じてます(笑)
ビギナーには無理と言われながら、やり直しを繰り返して何とか仕上げる事が出来ました。
諦めない事の大切さを、この歳になって教わった気がします。
妻は早速喜んで使っています。
何とか出来上がりました。
最初のヒゴ作りが問題で、途中まで編み込んでから全て破棄し、そのヒゴ作りからやり直しました。
そんな失敗をしながら作りました。
妻もその苦労を知っており、大切に使ってくれています。
それは一段と素晴らしい作品で、奥さんはさぞかし喜んだことでしょう!!
諭吉が大勢必要だったことも、自分が作ってみて納得です。
それだけの価値が有ります。
使い込んでヒゴが駄目になる所が出て来ても修理できます。
一生使えると思います。