クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

「花物語」の女学生~吉屋信子

2012-10-28 | 本と雑誌

「どくとるマンボウ」に えいきょうを受け、

「旧制松本高校」に入るべく

べんきょうしていた

クリンですが、

Img_9050 えっ!男子だけ

女子は入れないことが

わかりました

(・・・じゃあ、女子はどうすんのよ。)

チットにきいたら、

「当時の女子は、女学校行ってた。」

とのこと

そこでクリンは

女学校のこと、しらべてみることに・しました

Img_9051 大正時代、学校にかよってた女の子たちのことを知るのに

うってつけの本に、

よしやのぶこ(吉屋信子)という人気作家がかいた

「花物語」

ってのが、あるそうです

かれんな女学生のことを

お花に見立てた、

52話のショートストーリー

 

Img_4339 「初夏のゆうべ。七人の美しい同じ年頃の少女が、ある邸の洋館の一室に集うて

なつかしい物語にふけりました。

その時

一番はじめに夢見るような優しい瞳を向けて

小唄のような柔らかい調でお話をしたのは

笹島ふさ子さんという

ミッションスクール出の 牧師の娘でした。」(第1話・冒頭)

「いま語りだしたのは級中第一の詩人とうたわれる

瑠璃子さんでございます。

「私の胸に咲く思い出の花は山茶花」・・(第3話・冒頭)

「小さい挿話を私にも語らせてくださいな。」

言いはじめた露路さんは、

ついこの間、久しくなつかしんだ祖国の土をふむことができた

少女でございます。

父君は、

白髯の老外交官でいらっしゃるのでした。(第4話・冒頭)

 

・・・・・

Img_7334 レベル高すぎ・・

その

言い回しと

十代にして

ヒの打ち所のない・しとやかさに

引け目をかんじる

クリンでした

でも、

この・じゅんすい(純粋)で せんさい(繊細)な

「やまとなでしこ」たちも

Img_9052_2 お作法やおさいほうを、ならった後は

「良妻賢母」になるために

おやが決めた相手と

けっこんしたり・したそうです

Img_9003 よしや先生は、

そんな・女の子たちの

春の日の

ゆめやあこがれを のこしてあげたかったんだよ。って

チットが言いました

 

 

 

 

 

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