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クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

飯田蛇笏・秋の俳句

2017-10-28 | 文芸

 「喪中はがき」を 書いてたこともあって、

さいきん

元気がなかった、クリンたち

 うちのチットなど、たまたま・よんでいた

「俳句集

に、

 「 父逝くや 凍雲(いてぐも)闇に ひそむ夜を 」


なんて

書いてあるものだから、

ますます

追いうちをかけられ

元気が 低下しました・・


 この句を よんだのは、せん(戦)前を代表する

はい(俳)人

いいだ・だこつ(かんじ:飯田蛇笏)


息子が 二人も

せんし(戦死)している

だこつ(蛇笏)の句

には、

 「 遺児の手の かくもやはらか 秋の風 」


のように、

かこく(過酷)な時代に

生きた 

かげりも ありますが・・

 「 くろがねの 秋の風鈴 なりにけり 」

代表されるような、

王道の名句、

 とりわけ 秋の句に いい表げん(現)が 

あつまっているように 思えるので

クリン、

いくつか 秋のいい句を

ピックアップ・していきたい

思います


<飯田蛇笏・オータムコレクション

 「 秋たつや 川瀬にまじる 風の音 」


「 秋の星 遠くしづみぬ 桑畑 」 


 「 いわし雲 大いなる瀬を さかのぼる 」


「 秋の昼 一基の墓の かすみたる 」 


 「 をりとりて はらりとおもき すすきかな 」


・・・・・


 「 田を截(き)って 大地真冬の

鮮(あた)らしさ 」


・・・・・


そして、季節は

冬へと つながってゆく。



蛇笏の俳句は、夏の終わりからして

  秀句ぞろいだね。

 『 あな痩せし 耳のうしろよ 夏女 』

な~んて、

まさに、

わかる、わかる~

って 感じだもんね


チットが 言いました。


「・・わざわざ、せいのう(性能)いいカメラで

耳のうら、

写さないでよ


















コメント (2)
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