goo blog サービス終了のお知らせ 

クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

「亡命ロシア料理」の格言

2019-01-18 | 本と雑誌

 

さて、

 東急文化村(bunkamura)の「ロマンティック・

ロシア展」

 

その グッズコーナーで

販売されていた おみやげ

は、

 定番の、図ろく(録)、ハガキ、クリアファイル

文ぼう(房)具

に 

加え、

マトリョーシカや

チェブラーシカなどの

かわいい系

そして、おかし(菓子)が ようい(用意)されていました


が・・・


 「絵葉書の印刷がさ~、実物と色が違うのよ。・・アリョンカチョコレートも、

ロシアで買う何倍なのよ っていう値段だったし。

チェブラーシカグッズは、

興味ないしね、私。。」


と、

うちのチットは 買うものが なかったらしく、


 ゆいいつ(唯一)「書籍コーナー」で見つけてきた

『亡命ロシア料理』

という 

本を

さしだしました


 「・・ぼ、ぼうめい・ロシア料理


きけば・・

それは

白系ロシア人の料理 ではなく

戦後の

「東西冷戦」の時代に、

ソ連から アメリカへ

亡命した

2人のロシア人が 書いた お料理エッセイ

なのだそうです


 2人のロシア人は、「ロシアが遅れた野蛮な国だと思われているのは

わかりきっている。

・・・

だからといって、それがロシア料理と どんな関係があるっていうんだ?

・・

西側は ロシア料理のいろいろな問題には、

目も当てられないほど 無知である。」


おこって この本を 書いたようで、

 ロシア料理を 紹介しながらも、自分たちの祖国

「ロシア(っていうかソ連)」

どのような

民ぞく(族)としての

アイデンティティーと

たましい(魂)を もっているか


本当のところを

ぜひ 知ってもらいたい


みたいな いと(意図)を もって、

書いたみたいです


いわく

 「お茶はウオッカではない、たくさんは飲めない」

はじまり

「ロシアの作家が みなゴーゴリの外套から出てきたように、

 すべてのロシア料理は壺から生まれた。」


などなど・・

ロシア的な

かくげん(格言)が いっぱい


さらに

 「女はボルシチを 心の中で、ときには顔に涙を流しながら作る。

ボルシチは何百年も続いた

奴隷生活の象徴だからだ。」


など、

ドキッとしてしまう

女性のしいたげられた・れきし(歴史)を

さらっと 述べていたり


 「料理と人生、つい比較してしまう。・・・しかし、料理は

人生より

複雑だ」


などという

単じゅん(純)に ビックリしてしまうような

一周まわって

深い・しそう(思想)を

語っていたりします・・

 

また、

(さすがは、革命を経験した国だな・・)

かんじさせる

 「いい料理とは不定形の自然力に対する体系の闘いである。

おたまを持って 鍋の前に立つとき、

自分が世界の無秩序と闘う兵士の一人だという考えに

熱くなれ!

料理はある意味では 最前線なのだ。」


っていう

文が 

あったりします。



 「bunkamuraミュージアム」は、グッズよりも、かんれんしょせき(関連書籍)

品ぞろえがいいので、

てんらん(展覧】会のさいには、

のぞいてみることを

オススメします

 

 





 

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロマンティック・ロシア展・感想

2019-01-18 | アート・文化

絵画、

といえば、

 今、シブヤの文化村(東京都渋谷区の、東急bunkamura)

で、

「ロマンティック・ロシア」

っていう

てんらん(展覧)会が 開かれています

HPはこちら)


 出品数は、70点と、さほど 多くは ありませんが

あの有名な

「忘れえぬ女(ひと)」

見られる

ということもあり、

 「アンナ・カレーニナ」が好きな うちのチットは

足を

はこんでいました


 トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』の ひょうし(表紙)

にも 

使われ、

主人公のモデルのように

いっぱんに

イメージされている、

 「忘れえぬ女」という名の、この、ロシア女性の

しょうぞう(肖像)画


じっさい(実際)に 

見てみると、


(・・アンナ・カレーニナとは、なんか違うな??)と思ったのが率直な感想かな~。」


と、

チットは 

その いがい(意外)性について

語っていました


とはいえ・・


やはり、

この オーラまんさい(満載)の

美しい作品を

間近で 見ることができ


 この、だれだかわからない、みりょく(魅力)的な 女性の

目に

ナミダ(涙)のような

光が

きらりと

見えたのと、

 その近くにあった、しょうぞう(肖像)画で、絵の作者・クラムスコイが 

美男子

であることも

かくにん(確認)できて、


美男が、美女を描いたのよ 

 しかも、女性は 悲しげなの

 ステキ

 この絵のロマンティシズムが いっそう、高まったわ


と、

かなり、まんぞく(満足)した

ようすでした


さて、てんらん(展覧)会は、

 春夏秋冬の ふうけい(風景)画や、ロシア女性の

しょうぞう(肖像)画など

いろいろ

あったみたいですが、


それらが

 トルストイや ドストエフスキーと

同時代に 描かれた

油絵たちだ、

いう 

じじつ(事実)が

「忘れえぬ女」と同じくらい

ステキに

かんじたっぽくて、


その夜、チットは・・

  ひっさしぶりに、本だな(棚)から

ロシア文学の本を 

引っぱり出して

よんでいました












 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする