クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

「マチネの終わりに」(平野啓一郎)・感想

2020-01-18 | 本と雑誌

 さて・・、大人の男女の「恋模様」を 描いた

れんあい(恋愛)小説

はまりつつあった

クリンたちは、


この冬、


もうひとつ、「恋愛小説」を よみました


 『マチネの終わりに』っていう、

さいきん・映画化された 小説です


 『日蝕』で、「芥川賞」を じゅしょう(受賞)

してより・20年。


 すっかり・こなれた、ストーリーテラー

に なった、

作家の ひらのけいいちろう(平野啓一郎)さん

は、

さいきん、


「大人がキュンキュンする・切ない恋物語


世に 送り出しています


 ご本人、京大出身ですが、「恋愛体質」

でもなさそうな

高学れき(歴)の、

よくせい(抑制)された・いんしょう(印象)を ブチやぶる

ダイレクトな

表現で、


そのペン先から したたりおちる、

中年のラブ・ストーリー


に、


クリンたちも、ドキドキ・・





いわく




「地球のどこかで、洋子さんが死んだって聞いたら、俺も死ぬよ。」

(主人公のセリフ)




 キュンキュンキュンキュ~ン



 「二人の会話は尽きる気配がなかった。

それは、

最初だからというのではなく、

最初から尽きない性質のものであるかのようだった。」



 「蒔野は、自分の中にある、

洋子に愛されたいという感情を、今はもう疑わなかった。

胸の奥に、白昼のように耿々と光が灯っていて、

その眩しさを うまくやり過ごすことができなかった。」



 「幸福とは、日々経験されるこの世界の表面に、

それについて語るべき相手の顔が、

くっきりと示されることだった。」




などなど。




キュンキュンキュンキュ~ン





天才ギタリスト(男)

ジャーナリスト(女)

が、

東京~パリ~ニューヨークを 

ぶたい(舞台)に くり広げる、


やるせない

ラブ・ストーリー


『マチネの終わりに』・・・



 さいきん、むね(胸)キュン成分が 

足りてない方、


ぜひどうぞ、オススメいたします




コメント (10)
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