さて・・、大人の男女の「恋模様」を 描いた
れんあい(恋愛)小説
に
はまりつつあった
クリンたちは、
この冬、
もうひとつ、「恋愛小説」を よみました
『マチネの終わりに』っていう、
さいきん・映画化された 小説です
『日蝕』で、「芥川賞」を じゅしょう(受賞)
してより・20年。
すっかり・こなれた、ストーリーテラー
に なった、
作家の ひらのけいいちろう(平野啓一郎)さん
は、
さいきん、
「大人がキュンキュンする・切ない恋物語」
を
世に 送り出しています
ご本人、京大出身ですが、「恋愛体質」
でもなさそうな
高学れき(歴)の、
よくせい(抑制)された・いんしょう(印象)を ブチやぶる
ダイレクトな
表現で、
そのペン先から したたりおちる、
中年のラブ・ストーリー
に、
クリンたちも、ドキドキ・・
いわく
「地球のどこかで、洋子さんが死んだって聞いたら、俺も死ぬよ。」
(主人公のセリフ)
キュンキュンキュンキュ~ン
「二人の会話は尽きる気配がなかった。
それは、
最初だからというのではなく、
最初から尽きない性質のものであるかのようだった。」
「蒔野は、自分の中にある、
洋子に愛されたいという感情を、今はもう疑わなかった。
胸の奥に、白昼のように耿々と光が灯っていて、
その眩しさを うまくやり過ごすことができなかった。」
「幸福とは、日々経験されるこの世界の表面に、
それについて語るべき相手の顔が、
くっきりと示されることだった。」
などなど。
キュンキュンキュンキュ~ン
天才ギタリスト(男)
と
ジャーナリスト(女)
が、
東京~パリ~ニューヨークを
ぶたい(舞台)に くり広げる、
やるせない
ラブ・ストーリー
『マチネの終わりに』・・・
さいきん、むね(胸)キュン成分が
足りてない方、
ぜひどうぞ、オススメいたします