クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

「ある男」(平野啓一郎)・感想

2020-01-20 | 本と雑誌

 20年前、『日蝕』で 芥川しょう(賞)に

かがやいた


作家・ひらのけいいちろう(平野啓一郎)


・・受賞作を 読んだときには、

いかにも 

現役京大生が書いた、っぽい言い回しが 

読みにくかったけど、


今や、

恋愛小説を書いて

読者を 悶えさせるほどの 手練れになったわ


と、


うちのチットを

かんたん(感嘆)させるような、

へんぼう(変貌)を 

とげています


 しかも、「純文学」の人だと思っていたけど、

社会的なモンダイ(問題)

にも

目を向けることができる



このたび、

世に 知らしめたのが、


さいしんさく(最新作)の小説、

『ある男』です。



 物語の主人公は、べんごしさん(在日韓国人3世の弁護士)

で、

彼が

いらい(依頼)をうけて、


死んだ「ある男」の 身元をさぐる・・


という


ストーリー なのですが・・


 その男は、生きている時、別人になりすまし

なりすました別人のまま 

死亡する


ので、


けっきょく・だれだったのか

わからない・・


それを つきとめる


てな お話。


 なりすまし男の 正体を

さぐるうち、

主人公の「弁護士」さん

は、

こせき(戸籍)売買など、

「闇の世界」に せっしょく(接触)することに

なります。。



「登場人物の人間関係」が ふくざつ(複雑)な

わりに、

流れるような 文体のおかげで

よみやすい本

ですので


「別人になりすます」ことに

きょうみ(興味)が おありの方

は、

よんでみると

有用な

じょうほう(情報)が えられるかも・しれません


・・・・・


 (・・・この、おすすめの仕方って、まちがって

いるだろうか




(書評はつづきます・・)

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする