無知の涙

おじさんの独り言

さよなら

2008年09月09日 | まじめ
昨夜はおばあちゃんの通夜に行って来ました。

本当に久しぶりに母方の親戚が集まりました。

ん?集まってはいたのか。
いつも僕がいなかったダケ。


父方、母方問わず、
親戚中みんな真面目で、
こういう場では肩身が狭くて。

医者だったり、公務員だったり、とある路線の車掌だったり。

僕はもう中学の時にドロップアウトしてるのが知れ渡っているので、まぁ自然体でいられるけど。

おばあちゃんの顔を見ました。

そのあと親族で食事会があり、
息子、娘3人の思い出話しが始まりました。

やはり、おばあちゃんの思い出話。

みんな口を揃えて、
おばあちゃんは厳しい人だったと語る。

ちょっとショックでした。
あんなに優しかったのに。
2時間ほどそうして終了。
最後に孫一同で、おばあちゃんにサヨナラしました。

やけに遺影のおばあちゃんの顔が怖く、ずっと気になっていたので聞いてみました。

「そう?おばあちゃんは、いつも怒ってたから、別に普通だと思うわ」

あんなに優しかった、おばあちゃんの事ですから、敢えて身近な人たちには厳しく振る舞っていたのだろう。

まして早くから夫を戦争で亡くし、子供4人を一人で育てていかなければならなかったのだ。

人に厳しくする事に対して、誰よりもおばあちゃんが辛かっただろうと思う。

でも、みんな分かってるから。

僕も決して忘れないよ。
さようなら。