無知の涙

おじさんの独り言

やや北の国から1

2010年03月30日 | 軽井沢メモリー
トンネルを抜けると、
僕の脳みそはゆっくりと
活動を停止しました。

当たり一面の雪・雪・雪。

前日に東京でこんだけ寒いんだから、もしかすると雪が残ってるかなぁ、などと考えていましたが。

残ってるとか残ってないとかの問題じゃなく、今まさに雪まみれ。

それもド雪。


雪&雪。


ホームに積もってる雪の上に降り立つ。

寒っ。
か、帰っていいですか。


そこへ間髪入れず所長から着信。

所長「今どこだ」

いまホームです、と答える。

所長「おぉ、じゃ一緒の新幹線だったんだな」

始発で来てるんだから、同じ電車だった以外の可能性あんのか。


改札を出ると、目の前で手を振る所長。

なんでこの人は軽井沢に来るとこんなに元気なんだ。

もう住めばいいのに。


タクシーに乗って、まず車を借りに行く。以前に延々と敷地の掃除した場所だ。

所長「運転手さん、この雪は昨日降ったんですか?」

運転手「そうです」

所長「明日まで残りますかね?」

いま降ってんだから、そりゃ残るだろ。



運転手「昼間4度くらいまで上がるから、明日には無くなるよ」

4度ってそんなに温かくないだろ。
ちょっ運転手さん適当すぎ。

「まさか雪が降ってるなんてなぁ。なぁ?」と僕に振る所長。

「そうですね。もう4月ですからね。」と無難に合わせる。

所長「バカ!」

えぇっ・・・

所長「必ず最後にお別れの雪というのが振るんだよ。ねぇ、運転手さん」

なんか変なこと言い出した。
運転手に無視されてるし。

そうして目的地へ到着。

早速、管理人さん元へ。

僕らの到着に気付いた管理人さんが部屋から出て来る。

僕は管理人さんに挨拶し、「すごい雪ですねぇ」と笑って言った。

管理人さんも笑って、
「昨日降ってさ、でも(作業を)やるんでしょ?」

まぁ、所長に中止という文字はないので。

そこへタクシー代を払った所長がやってくる。
「軽トラ借りるよ」

管理人「でも今日は車では(山へ)登れないよ」

僕「チェーンも付いてないし」


所長「チェーンないの?」

管理人「チェーンなんか今時つけないよ」


え、そうなんだ。
あぁ、スタッドレスとか言うタイヤか。

所長「まぁ、四駆だから大丈夫だろ」

僕「え?いや、駆動や馬力うんぬんではなく、タイヤが滑るだろうという話です」

いくら四駆だろうと100万馬力だろうと摩擦ゼロの世界では何の意味もない。


所長「大丈夫だ!こんな雪道で事故起こすのは都会の奴だけだよ!」

あなたもそうでしょ。

仕方なくノーマルタイヤの軽へ乗車。


最終目的地である山へ向かうのであった。