今日はKさんの結婚式。
結婚式と言っても、本編ではなく、
友人たちだけがお呼ばれする、
まぁ簡単に言うと二次会ですな。
結婚式の楽しみって、
あの教会なので少し残念。
太陽の光が降り注ぐ教会で、
バッハの「主よ人の望みの喜びを」なんて聞いていると、
柄にもなく心が安らいでしまう。
で、18:00スタートという微妙な時間なので、
さっさと仕事を済ませて行くつもりが、
やはりモタクサしてしまい、タクシーで駆けつける。
なんか結婚式って、いつもこのパターンだな。
ギリギリまで仕事してて、タクシーで急行し、
ギリ10分前に到着とか、そんなんばっか。
結婚式くらい余裕もって行きたい。
職場から招待されているのは僕とH次長の2人。
17:30に現地で間に合わせしていたのだが、
とうてい間に合わない。
17:50分到着。
ざっと周囲を見回すが、次長の姿がない。
やはり先に入ってしまったか。
受付には女性が3人と男性が1人いて、
男性にご祝儀袋を手渡すと、
「質問カードはお持ちになられましたか?」
質問カード?
僕「いいえ」
受付の男性「招待状に質問カードが入っていて、それに新郎新婦への質問を書いて当日お持ち頂くようになっているのですが・・・」
知らん。
僕「あ、そうなんですか」
受付の男性「・・・・」
僕「・・・・」
ちょっ、黙るなよ。
完全にやらかした人みたいになってるだろ。
僕「え?どうすればいいですか?」
男性「じゃ、ここで書いてください」
と言って、質問カードを渡され、
受付奥のテーブル席へ。
なんだ質問カードって・・・。
何を質問しろというのだ。
この開場まであと5分というギリの状態で。
質問・・・質問・・・質問・・・
「子供はいつ作りますか?」
違う。子供は何人つくりますか?
なんか男が聞くと下ネタ風だな。
えーと、えーと、
「仕事で遅くなると思いますが、何時までOKですか?」
なんだその質問。
つーか、そんなに遅くまで仕事してねぇよ!
18:30ごろ帰ってるよ、普通に!いつも!
ダメだ・・・気の利いた質問が全く浮かばない。
もう時間が無いのにぃぃぃ!
え?何時?いま何時?
と時計を探していたら、窓の外でタバコ吸いながら
僕を凝視してるH次長。
ちょっ、何やってんスか。
慌てて外に出て次長トコへ駆け寄る。
僕「あれ?もう始まりますよ!?」
次長「金って祝儀袋に入れるの?」
僕「ええ、僕はいちおう入れて出しました」
確かに次長が困惑するのも無理はない。
Kさんは会費としか言ってなかったから。
僕は念のため祝儀袋に入れて来ただけ。
そうしてもう18:00だというのに、
奥のテーブルで次長が金を祝儀袋に入れ、
僕はひたすら頭を抱え質問を考えている、
という段取り悪い人たちの構図。
ほんとに驚くほど何も頭に浮かばない。
しょーもないことばかり浮かんで来る。
うーん、うーん。
北斗無双はクリアしたのでしょうか?
もうこれしかない。
時間切れ。
慌てて次長と階段を登り、
開場のドアを開ける。
そこには10人席くらいのテーブルが2列並んでいて、
1列が新婦のお友達の女子郡。
もう1列がKさんの友人関係。
もちろん僕は誰も知らない。
うわ、完全にアウェイ。
HTM(人見知り)フィールド全開っ!!
つづく