土曜日の夜はO所長宅で刑事コロンボの鑑賞会。
いつもカンプラ作りやガンダムゲームしているメンツが、なぜ急に刑事コロンボを鑑賞しだしたのかと言えば、先日O所長が4万円もの大金をはたいて刑事コロンボのBlu-rayBoxを購入したからである。
所長自身、実際4万円はたいて買うつもりはなかったらしいが、飲みの席で酔いの勢いもありつつ「欲しい」と発言した翌日くらいに、図面屋Oさんが気を利かせてアマゾンで購入したらしいです。
O所長「刑事コロンボって知ってる?」
んー、ゴロンボ刑事は知ってますが、コロンボは観たことないです。
そうしてものすごい数の作品の中から傑作と呼ばれている2作品を選んでもらいました。タイトルはうろ覚えですが、なんちゃらへのカウントダウンと別れのワイン。
くしゃくしゃな髪にヨレたコートとスーツという出で立ちで、口には常に葉巻がくわえられ、ところ構わずプカプカ。頻繁にメモを取ろうとするが、何故かいつも書く物を持ってない。そんなおよそスキだらけな男こそがコロンボである。
視聴者は犯人の視点で物語を見ることになるのだが、その一見スキだらけな刑事がほんの小さな可能性、それはこの人が犯人か?という明確なものでなく、この人になら殺せた可能性があるのではないか?というほんの小さな可能性を、犯人の言葉の矛盾、状況の矛盾から見出し、点を辿るように探り、徐々に徐々に近づいてくる。そしてその点がハッキリとした線になったとき、彼はその辿ってきた線を追い越し、犯人の先へと回り込む。
そこらへんにこの作品のカタルシスがあるのだと思いました。
また機会があれば別の作品を観てみようと思います。