無知の涙

おじさんの独り言

またまたUC EP7

2014年05月23日 | ガンダム

連日のエピソード7更新で、お前の頭はそれしかないのか、と思われてしまいそうですが、それしかありません。

火曜日は本命というか、以前から予定していたガンプラ会でのEP7鑑賞。新宿ピカデリーで観ましたが、野郎ばっかで非常に混んでました。

 一緒に観た人たちの評価は賛否両論でしたが、個人的には良かったと思います。気になるところはいくつもありますが、4年できちんと7話を完結させたプロ魂を評価したい。

 

以下、ネタバレを含んでしまうかもしれないので、1年も待ってこれから観るのを楽しみにしている方はご注意下さい。

 

 

ネオ・ジオングは見た目といい、戦闘といい、やはり色々と衝撃的でした。なんだアレ。設計者の狂気を感じるところは共通するけど、なんかジオングぽさを感じない。過ぎたるは及ばざるが如し、を体現したようなMA。動いているところを見たらカッコ良くなるかと思っていたが、個人的にはあまり好きではない。カラーリングをもうちょっと考えれば、もう少しなんとかなったような気もしますが。

過去の96年間を一気に遡るような描写があったが、あれはネオジオングが背負った輪によって増幅されたフロンタルの思念が見せたものだったのだろうか。最終的にはシャアの思念がフロンタルの中身を連れていったような感じでフロンタルは廃人。死んでいるようにも見えなくなかったけど、肉体的なダメージを受けたわけではないようなので。

やはりシナンジュとユニコーンできちんと決着を付けて欲しかったという思いはある。そうすればネオジオングの見方ももう少し生暖かい目で見れたような。

箱の正体は、宇宙世紀誕生の際に建造した連邦の憲章。そこに今は消されてしまった一文、「将来宇宙に適応した新人類の発生が認められた場合、優先的に政府運営に参画させる」、という条項があった。憲章には政府要人たちのサインがされている。確かに連邦としては厄介な条項である。これが公になったとしても連邦は言い逃れるだけだろうが、連邦に不満を持つスペースノイドやネオ・ジオンにとっては格好の建前を手に入れたことになる。正義と言う名の建前。それだけで人間が争う理由には十分であろう。

ただそれをネオジオンの服を着たミネバがいきなり諭しても説得力がないように思うが。場面によってミネバの演説が聞こえなかったりして全てを聞けたわけではないが、何も知らない人民にいきなり憲章には隠蔽された一文があった、と言っても寝耳に水だろうし、それがコロニー落としをした一家の末裔が言い出したとなれば、真意を汲む前にまず疑念を抱くだろう。せめてリディが明かすならまだ分かるが。

本当にリディはなんというか、近年稀に見るドイヒーなキャラでした。バナージに事態を引っ掻き回して!みたいな事を言ってましたが、おまえだ、おまえ。全て自分勝手な思い込み、逆恨み、すぐ都合の良い方に流れる、というスッカスカ度NO1。

あなたもニュータイプなんでしょう、とバナージは言っていたけど、アレでニュータイプはないわ。パイロットとしては優れていると思うけど。

ニュータイプという宇宙世紀ガンダムが持つ1つのテーマとして、1歩進みはしたが、まだまだ答えには至っていないように感じる。もちろん現時点では行き着いた感はありますが、いつか肉体を持ったままその扉をくぐれるようになるかは、この後も連綿と続く宇宙世紀作品、そしてあらゆるガンダムのケツに来ると言われているターンAガンダムを見ても実現には至っていない事から難しいように思いますが、いかがでしょう。

あまりオカルティックになって欲しくないので、そこらへんは明確にならない方が良いかもしれません。