無知の涙

おじさんの独り言

ガンダム オリジン6 誕生 赤い彗星

2018年05月14日 | ガンダム

先週の土曜日に新宿ピカデリーへ観に行って来ました。

公開されて1週間経過しているハズなのに、パンダでもいるのかと思うほどの激混み。レディなんちゃらとかいう映画と上映持間がカブッていたせいか。人を待つ場所すらない。

そんな中、頑張って並んで劇場限定のHGオリジン版シャアザクをGET!

限定プラモは公開初日に来ないとだいたい売り切れてしまうので、これは嬉しい誤算。

 

*ここからネタバレ含みます。

 

 

今回でオリジン版のシャア・セイラ篇は完結。

ルウムの戦闘~レビル将軍捕虜~レビル脱走~レビル演説

大まかにこんな流れ。こう書くとレビルの大冒険みたいなノリになってしまうが、でも今回のキーマンはレビルでしょう。

そんで結局ガンダムは一切でてこない。

始まってから40分くらいは戦闘に次ぐ戦闘。艦隊戦、MS戦、大迫力。これは映画館に足を運んで見る価値あり。ヤマトよりスゴイ。何度も見たくなる。

ジオンがミノフスキー粒子を初めて戦場で投入し、連邦のレーダー機器を無効化しつつ陽動し、死角からのMSによる奇襲。完璧な作戦。

連邦軍は惨敗した挙句、レビル将軍まで捕獲されてしまう。

戦争を終わりにしたい者、戦争を終わらせたくない者、様々な思惑によりレビルは無事に脱走を果たすが、「ジオンに兵なし」というかの有名なセリフを吐く根拠が乏しかったような気がします。

捕虜部屋の前で寝ていた1人の兵士を見ただけでそう思ったのか。

どちらにしても戦争を終わらせたくない者たちの手の平の上なのだが。

アムロがカイに反抗的な態度を取ったり、ようやくちょっとTV版のヒネクレた感じが出てきた。わざわざ連邦の施設に行って、「ガンダムってなんです!?」と連邦最重要機密を口走ってしまい、テムレイが自宅で密かにしていたガンダムの研究資料は全て軍にボッシュート。

まさか親父が戦争の兵器開発に係っていると思っていない、しかも口にしただけで軍人が出てきて決して口外しないよう釘を刺されてしまうようなシロモノ。そこら辺の闇の深さが幼いアムロの心に少し陰を落とさせたのだろうか。

しかしまぁ、連邦はよくこの劣勢からRX開発だけで形勢逆転したものだ。

と、いうわけで、前述したようにガンダムは出てこないし、エンドロール後の続報もない事からオリジンとしてはこれで本当に終わりな様相。残念といえば残念だけれど、既にTV版、劇場版で完成されている作品なので、あまりゴテゴテとこねくり返されても最近よく見かける改悪リメイクになってしまう恐れがあるし、ここで終わっておくのが無難かと思いました。