ネタバレ含みますので、これなら鑑賞される方はご注意ください。
だいぶ昔になりますが原作は全て読んでいて、テレビアニメはほぼ観てません。
原作のラストで描かれた山王戦を、宮城リョータにスポットを当て、描いている。
試合のポイントポイントでリョータの回想が差し込まれ、彼の生い立ち、バスケに対する想いなどが明かされる。
最強山王。それは亡き兄の目標であると同時に、己の目標でもあり、そして壁であった。
兄ではなく自分が生きて申し訳ないと母宛に綴ったその手で弾くバスケットボールが壁を突破したとき、過去をも追いこし、未来へと繋がってゆく。
こう書いてしまうと、リョータだけにスポットが当たってるような感じですが、そんなことはなく、他の4人もそれぞれの見せ場できちんと回想を踏まえてスポットが当たっています。
テレビアニメは原作を読んでるときの 自分の「間」とアニメの「間」がかけ離れすぎていて視聴できなかったけれど、映画はそこらへん気にならなかったです。
ただ、回想のたびに試合の流れがブツ切りになるので、少々もどかしさはある。
全体的にクオリティ高くて、2時間アッという間に過ぎ去ってしまいました。SLAM DUNK好きな人は楽しめるかと思います。