無知の涙

おじさんの独り言

ファイナルファンタジー10 つづき

2009年06月02日 | ゲーム

と、いうわけで、
前回の記事の通り、今なぜかFF10にハマってます。


前回ダラダラと書いてたあらすじは、まだゲーム中盤?
で、僕もストーリー全てをまだ把握していないので、
かなり要所は省いた形になってます。

もうこのゲーム、設定がいろいろ細かくて、
だんだん頭が混乱してきたから、
ザッとここまでの流れを自分なりにまとめてみようと思いまして。

解釈とか間違っていたらスミマセン。




なぜ今さらFF10かというと、
以前にファイナルファンタジーの記事を書いてから(アップしなかったけど)、
ずっと10が気になっていて、
最近パチンコも面白くないので始めました。



このゲーム、ホントにストーリーがすごい。

ストーリーもそうだけど、
こと細かい設定には感動すら覚える。

スピラの世界を始め、
アルベド語とか、亜種族とか、
宗教や人々の生活とか、
もうね、1つの世界がきちんと完成されてしまっていて。

ゲームでもなんでも「別の世界」という設定が多いけど、
そのほとんどが平面的な世界。
立体的に入り込めない。
設定が浅いから。

でもこのFF10はほんとに立体的に世界を構築していて、
ただただ感服します。


映像もキレイ。
声もきちんと入る。
音楽も良い。


さすが全世界総売り上げ800万本(ちょっ、すごくない!?)

有名ゲーム雑誌で「心に残るゲーム」として、
堂々のBEST1位を獲得したことがあるのも素直に頷ける。



っていうか、実は6年前に1度クリアしてるのですがね。
不思議とほとんど何も覚えてない。


正直、当時は面白くない、と思ってプレイしてました。
なんか話が暗いし、バトルが全く馴染めなかった。


良くも悪くもこの頃の僕はFF7を求めていたので。


FF10は従来のRPGのように勝手にレベルが上がってゆく、
というシステムではなく、敵を倒して獲得したポイントを貯めて、
スフィア盤というものにスフィアを埋めてゆくことで、
どんどん強くなってゆくシステム。
 


そのスフィア盤が全く理解できずに、
なんか適当にプレイしてました。
ほんとワッカとキマリはほとんど初期状態でしたから。


途中の寺院でのパズルめいたアレもかなり面倒だったし。


ストーリーもまるで頭に入って来なかった。
女性がメインというのがちょっと嫌でしたから。
へぇ、すごいねー、みたいな他人感覚。


で、最後の最後にようやくシステムを理解し始めて、
ラスボスをクリアして。



そしたら最後がけっこう感動したので、
印象には残ったけれど、
ラスト以外はほとんど記憶喪失状態。



なんだろう、これほどガッツリ記憶が欠けるというのは、
飲みすぎた夜に起こるくらいなんですが、
なんかあったんでしょうかね、当時?(それすら忘れている)


と、まぁ、まるで初めてやるゲームのような感覚でプレイしてますよ。


きちんとレベル上げしないと先に進まない性格なので、
RPGはとにかく時間がかかってしまう。


今は仲間がバラバラになって、砂漠に1人ポツリといるところ。
いきなりバラバラになると思わなかったから(一度プレイしてるだろ)、
すんげー心細くなってヤメてしまった。



 


 


ファイナル・ファンタジー10

2009年06月01日 | ゲーム

ティーダ「これが最後かもしれないだろ?

      だからちゃんと話しておきたいんだ」

 

 


ユウナ「笑いながら、旅、したいんだ」


ワッカ「シンが何もかも奪っていきやがる!」

 


ルールー「シンは私たち人間の罪であり、私たち人間への罰なの」

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スピラという世界にザナルカンドと呼ばれる都市があった。
その都市は繁栄を極め、技術力において最高の水準を誇る都市であった。
ただザナルカンドは戦闘に機械技術は持ち込まず、
召喚魔法によって外敵を退けていた。

そのザナルカンドに対抗する存在として、
高度な機械文明を持つベベルと呼ばれる都市があった。
このベベルは軍事的にも機械を利用していた。

ベベルはザナルカンドへ侵攻を開始した。
機械を軍事に取り入れ、特化したベベルにザナルカンドが勝てるわけもなく、
後にナギ平原と呼ばれる地帯での戦闘ではザナルカンド軍はほぼ壊滅してしまう。

追い詰められたザナルカンドの統治者エボンは、
ザナルカンドの住民全てを【祈り子】とし、
シンと呼ばれる大きな力を生み出した。

シンは全てを壊滅させた。
ザナルカンド、ベベル、スピラにある全てを-------


------それから1000年が経った。

1000年前のシンによる大破壊の後、
人々は一部を除き、機械を使うことを禁じた。
それは【エボンの教え】と称され、人々の生活に浸透していった。
ある一部の、アルベドと呼ばれる民族を除いて。

機械を禁じた人々の生活はとても質素なものとなった。
自然と共に生き、自然に還ってゆく。
いくつか都市と呼べるものはあったが、
ほとんどは小さな村が点在するだけである。

進化というDNAを与えられた人間であるから、
しだいに村も大きくなり始める。

すると、シンが現れ、全てを奪っていった。
かろうじて生き残った者は、
住む場所を失い、家族を失った。

そう、あの大破壊から1000年経った世界にも、
シンは生き続け、破壊を繰り返しているのである。

スピラに生きる全ての者が、
絶えずシンの恐怖に脅かされて生活しているのであった。

だが、人間たちもただシンに降伏しているだけではない。
実際に1000年の間にシンは幾度か倒されている。

シンを倒す方法は、召喚師による、【究極召喚】
ただこの1つだけである。

召喚師は護衛であるガードと共にスピラ各地にある寺院を巡り、
そこに眠る祈り子と対峙し、召喚魔法を授かる。

旅の終着地点は、かのザナルカンドであり、
最初にシンを倒し、自ら後世に究極召喚を伝えるべく祈り子と化したユウナレスカに
己の力を認めてもらえれば、【究極召喚】を授かることができる。

 

ただ、その【究極召喚】を使ってシンを倒した召喚師は、
例外なく死ぬことになる。



そうして命を賭けてまで倒したはずのシンも、再び蘇ってしまう。
理由は分からない。

これがスピラ全てを飲み込む【死の螺旋】である。

絶望に暮れる人々にエボン教はこう説き続ける。

全ての人々がエボンを讃え、祈りを捧げ、
召喚士たちの旅を支えることにより、
いずれ罪は償われ『シン』は消滅する。

偽りなのか、真実なのか。
信じる者、信じない者、
どちらにしても誰もがシンのいない世界が来ることを祈っている。

たとえ数ヶ月でもシンのいない暮らしを人々は待っている。

それに応える為に、召喚師はシンを倒せないことを知りつつも、
己の命を賭し、シンの活動を少しだけ止めるである。

シンのいない期間を、人々は『ナギ節』と呼んだ。
いつか『永遠のナギ節』が訪れることを願って。



--------時は戻り、1000年前のシンによるザナルカンド崩壊の夜。
この物語の主人公であるティーダはシンと接触し、
1000年後のスピラへと飛ばされてしまう。

ティーダは全く自分の知らない世界に戸惑い、
大きな波に流されるように過ごすなかで、
一人の新米召喚師に会う。

その新米召喚師の名はユウナ。




一番最初にシンを倒したユウナレスカの名を受け継ぎ、
10年前にシンを倒した偉大なる召喚師・ブラスカの娘。


そしてそのユウナのガードである、ワッカにルールー、
人間と違う種族、ロンゾ族のキマリ。
1000年前のティーダを知る謎の男、アーロン。
エボンの教えに反するアルベド族の少女、リュック。

ティーダもユウナのガードになり、
彼らと共に旅をする決心をする。
いつかザナルカンドへ帰る為に。

旅をするなかでティーダは、
ユウナの純粋でひたむきな心に惹かれてゆく。

ユウナもティーダに惹かれてゆくが、
シンを倒すという事は、自分の死を意味する。
それが分かっていて誰かを好きになることなど出来るはずもなかった。

 

「笑いながら、旅、したいんだ」
そう言って微笑むユウナ。

自分はもちろん、周りの人々も旅路の果てにユウナの死があることを知っている。
みんなユウナを愛していた。
その献身的で純粋な心に誰もが癒された。

だからユウナは周りを暗くさせない為に、気丈に振舞っていた。
ユウナはとうに自分の死を受け入れ、覚悟を決めていたのであった。


 

ティーダはまだ目的の達成がユウナの死を意味することを知らなかった。

 



そしてティーダにとって、もう1つの問題。
1000年前のザナルカンドへの帰還。
(ちなみに1000年後の世界にあるザナルカンドは遺跡になっている)

シンと接触したことにより、1000年後のスピラへ送られたのだから、
もう1度シンと接触すれば1000年前へ帰れるかもしれない。
そうして再びシンと接触するティーダであったが、
ザナルカンドへ戻ることは叶わなかった。
それどころかシンが自分の父親であることを知る。

ティーダの父親、名はジェクト
自由奔放で威勢の良い人物。
悪く言えば傲慢で高飛車。
人並外れた身体能力を持つ。

ティーダはこの父親が大嫌いだった。
いつも自分を見下すような言動は彼の中でトラウマとなっている。

その大嫌いな父親はティーダが子供頃に行方不明になった。
そして2度と帰って来なかった。

「あんなやつ、死んじゃえばいいんだ」
少年は母に言った。

ジェクトを心から愛した母親は悲しみに明け暮れ、
後を追うように死んだ。

ますますティーダは父親のことが嫌いになった。


 

ジェクトの行方不明の真相は、
ティーダと同じであった。

シン
と接触し、1000後のスピラへ飛ばされたのである。

そしてブラスカ、アーロンと共にシンを倒したのである。
その際にジェクトはシンに取り込まれてしまう。


そしてジェクトが新たなシンとなり、
何代目かのシンとして蘇ったのであった。

 

アーロンはティーダに言った。
「ジェクトはお前に殺されたがっている」



こんなにも人々を殺し、奪い、苦しめ、悲しませているのが自分の父親。
大嫌いな父親。



「おまえ!!なんなんだよっ!!」


何度目かのシンとの接触の後、ティーダは叫んだ。



だがティーダは葛藤を続ける中で、
親父がどれほど自分を案じ、愛してくれていたのか知るようになる。


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果てることのない死の螺旋に生を見つける物語。
それがファイナル・ファンタジー10。