閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ハンドル

2009-03-05 13:52:43 | 日々
よく行くスーパーには幼児用の車がある。
カートが一人乗り自動車の形になっているもので、
屋根と座席とハンドルがついている。

カートとしてはかさばるし、荷物もあまり積めないのだが、
買い物中にちっちゃい子をおとなしくさせておくには
けっこう役立つらしい。

店内ですれ違った1台の「車」に、
2歳くらいの可愛い女の子が乗っていた。
運転席で、まじめな顔つきでハンドルをにぎっている。
見ると、右に曲がるところで、ハンドルを右に切っている。

おっ、と思い、しばらく注目していた。
左に曲がると、こんどはちゃんと左に切る。
慣れた手つきである。
それもカーブの手前から切り始め、
じつにタイミングよく切り終える。本格的だ。

もちろん車はうしろでお母さんが押しているので、
ハンドルはくるくる回るだけの飾りなのだが、
本人はすっかり自分で運転している気分なのだろう。
外からは見えないが、お母さんがとまるときは、
右足でしっかりブレーキを踏んでいるんじゃないだろうか。
すごいなあ。

わたしの両親は車の運転をしなかったので、
運転のしかたというものを見覚えることなく育った。
バスごっこで輪投げの輪をハンドルに見立てても、
やたらと左右にギコギコ動かすばかりの運転手であった。

交通の便の悪い当地では、たいていどこの家にも車があり、
お母さんは日常の買い物にも車を使う。
子どもは小さいときから運転する親を間近に見ている。
ハンドルやブレーキのタイミングだって自然と覚えるだろう。
大きくなって運転免許をとるのも楽かもしれない。
いいなあ。


…で、ようやく仮免とれた呼夜。
路上もしっかりやってください。

コメント
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