時鳥さんが「葉牡丹とキャベツ」のことを書かれているのを読み、
そういえば…
・子どもの頃、シュロをヤシの木だと信じていた。
・リュウゼツランとキミガヨランの区別は早くに覚えたのに、
ソテツとパイナップルの関係がいつまでもあやふやだった。
・芭蕉をバナナだと思っていた。
日本は寒いから、実がなるのはちょっと無理だろうと、
自分で勝手に考えて納得し、気の毒に思っていた。
・そして、松尾芭蕉の『奥の細道』と聞くと、
なぜか「リビングストン博士」の絵が浮かぶのだった。
ジャングルの奥の細い道をわしわしと進んでいくのである。
北原白秋の書いた南方紀行だかの本がうちにあって、
リビングストンのようなヘルメット帽をかぶった著者と、
バナナもしくは芭蕉の木などの写真を見た記憶があり、
どこかで混同したと思われる。
葉牡丹を、あらためてよく見ると、最近は品種改良が進み、
昔よりサイズはぐっと小さめに、フリルは多めに、
そして色もパステルカラーで、すっかり洋風になっている。
(というか、もともと洋野菜だったわけですが…)
花壇に並んでいるとサーティーワンアイスクリームみたいだ。
この時期、トウ立ちして段々に伸びた姿もまた可愛らしい。
昔の葉牡丹には「こんなはずではなかった」と呟いているような
一種の暗さが感じられた、ような気がするのだが、
今どきの葉牡丹にはそれがない。ひたすら明るくて、軽い。
きみたちのご先祖は野菜だったんだよ、と教えてあげても、
「え、うっそぉ! ありえなーい」とけらけら笑っていそうだ。
そういえば…
・子どもの頃、シュロをヤシの木だと信じていた。
・リュウゼツランとキミガヨランの区別は早くに覚えたのに、
ソテツとパイナップルの関係がいつまでもあやふやだった。
・芭蕉をバナナだと思っていた。
日本は寒いから、実がなるのはちょっと無理だろうと、
自分で勝手に考えて納得し、気の毒に思っていた。
・そして、松尾芭蕉の『奥の細道』と聞くと、
なぜか「リビングストン博士」の絵が浮かぶのだった。
ジャングルの奥の細い道をわしわしと進んでいくのである。
北原白秋の書いた南方紀行だかの本がうちにあって、
リビングストンのようなヘルメット帽をかぶった著者と、
バナナもしくは芭蕉の木などの写真を見た記憶があり、
どこかで混同したと思われる。
葉牡丹を、あらためてよく見ると、最近は品種改良が進み、
昔よりサイズはぐっと小さめに、フリルは多めに、
そして色もパステルカラーで、すっかり洋風になっている。
(というか、もともと洋野菜だったわけですが…)
花壇に並んでいるとサーティーワンアイスクリームみたいだ。
この時期、トウ立ちして段々に伸びた姿もまた可愛らしい。
昔の葉牡丹には「こんなはずではなかった」と呟いているような
一種の暗さが感じられた、ような気がするのだが、
今どきの葉牡丹にはそれがない。ひたすら明るくて、軽い。
きみたちのご先祖は野菜だったんだよ、と教えてあげても、
「え、うっそぉ! ありえなーい」とけらけら笑っていそうだ。