日差しが強いです。新潟市内6月下旬ごろまで1番花の蕾が咲いていたので、やっと2番花が咲いているという品種が多いです。四季咲き性が強い品種は2番花の終り頃。今年はまめに花殻摘みしても6回咲かせることは難しそうです。
↑結実しないものは茶色く枯れこみます。これは付けておいても株は消耗しません。なので咲かせたくない場合はこのままに。切り戻しすると脇芽が出てきます。1番花以降の最低気温が高い時に咲く花は大体こんな感じ。(品種にもよります)
↑これもそのうち種にならないまま茶色くなると思いますが、株を消耗させたくない場合は花首を付けたままでローズヒップを取ってしまいます。ローズヒップを付けたままよりは早くに芽が出ますが、5枚葉の上で切るよりも芽のでは遅くなります。茶色くなる前に長雨でカビっぽくなりそうな年はローズヒップ部分だけ切るのがお勧め。
↑1番花が咲くころに出たシュートに咲いた房咲のボスコベル。2番花よりも少し早く開花しました。最低気温が低い日に蕾が着いていたので、実になるかどうかは微妙なところ。
↑花弁を取るとこんな感じ
↑夏、きれいに咲かないので咲かせたくないという場合は、ローズヒップの部分だけを取って夏越しさせます。水が足りていれば手でも簡単に取れます。折るようにすれば良いのですが、引っ張ると株元が揺れるのでNG。細根が切れて下葉が黄色くなりますのでハサミで切ってください。水やりしながらついでにしています。
↑小さな森ではもう少し切って、房咲した細い枝の部分を少し残しておくことも。こうしておくと暑いとあまり芽は伸びないので花は咲いても数輪です。
今の時期しっかり切り戻したとき、脇芽が細くなりがち。どこで切るかの目安は、夏剪定で切る予定の場所の2芽以上上の芽の上です。そうすると夏剪定で余計な枝がない状態まで切り戻しすることが出来ます。
↑水が足りているとどんどん脇芽が伸び花が咲きます。咲きたいのだから咲かせてあげればよいと思い、この時期はあまりきれいな花が咲かなくても咲かせちゃいます。蕾に色が着いてきたら、切って一輪挿しに。1番花より小さいですが咲くと可愛いです。朝の水やり後に切ると水を吸い上げているので花持ちがよくなり萎れにくいです。
↑咲かせたくない場合は
↑ここではさみで切ると1~3芽下まで細い枝が出て花が咲いてしまうことが多いです。今蕾の先端まで140センチあって、ハサミの高さは株元から70センチくらい。夏剪定でここまでもしくはもう1,2芽下を切る予定。
↑蕾が着いていない先端はつまんで揉むと成長が止まり、次の芽がゆっくり出ます。ハサミで切ると揉むより早くに脇芽が出てくるみたいです。
↑1,2輪は咲かせてあげたほうがバラも満足し次の芽が出るまでに時間がかかります。この時も花首を残しておいた方がハサミで綺麗に切るよりも、自然と暑さや風で枯れこんだと思うようで無理してすぐに脇芽を出そうとしないです。
↑とはいっても水が足りていれば脇芽は出ます。この芽から出る花は咲くとしたら8月10日過ぎだと思います。8月に咲いた花は夏剪定まで放置です。極力動かさない、株元を揺らさない、根を傷めないように管理が基本。花殻が着いたままでも根が傷んでいなければ株の消耗は少ないです。
根が傷まないようにするためには、株元を揺らさない、そして涼しい時間帯の水やりです。あとは決まった時間に水やりをした方が根は傷みません。毎日朝晩あげていると朝晩欲しがりますし、1日1回と決めて水やりすればバラは合わせてくれます。気まぐれな水やりは根が育っては枯れを繰り返すので結局株もよくならないです。
ロイヤル・ジュビリー、ザ・ダーク・レディ、ダーシー・バッセル、ソフィーズローズ、スキャボロ・フェアにキューガーデン…四季咲き性に優れた少し濃い花色の品種や花弁数の少ない品種は花殻を付けたままでも8月下旬に結構きれいに咲いてくれます。新潟では8月20日~9月10日までに夏剪定を終わらせないと秋の花がきれいに咲かないので、9月初めまでに咲かない蕾はあきらめて秋バラの為に剪定します。
気温が低くなると花が咲きにくい品種は伸ばしながら花殻摘みを繰り返し、冬剪定で強剪定に。
日陰のバラも花殻摘みを繰り返し冬で強剪定に。(夏剪定をする場合は少し早めにしてください)
夜温が低い地域も夏剪定でバッサリ切るよりは花殻摘みを繰り返し、冬剪定で短く切った方がよく咲いてくれるのではないかと思います。ERは水と肥料が足りていて、切り戻せば脇芽が伸び花が咲きます。地域に合った栽培方法があると思うのでいろいろ試してみてください。
大きくなりすぎた株。支柱を足す作業をしたいのですが、まだ支柱を立てていない鉢が200鉢あるのかな・・・。もう少し少ないと思いますが、次の作業が待っています。