アパートだとガス台の幅は600mmが多い。
市販のガスコンロを納めるには問題ないが、
壁との離れ十分取れず、鍋などに火を掛けた時に鍋底から回り込んだ火(熱)が壁を焼いてしまう。
最近ではタイル貼りより、俗にキッチンパネルと呼ばれるものを貼ったところが多い。
これが焦げてしまうと、その貼り替え費用は安くは無い。
そこで、ステンレスの防熱板を取り付けることが多い。
大手メーカーが建てたアパートはさすがに最初からついている。
こちらの場合は、前もってステンレス板を貼ってあるので燃えては無い。
しかし、熱によって変形している。
今後のメンテも考えての事だろう、こちらのアパートにも防熱板をつけるように指示を受けた。
それで過去に何度か使ったステンレス防熱板を注文した。
ところが現場で合わせてみると奥行きが大きすぎたのである。
幅を切り詰めればいい訳だが、サンダーで切ってしまうと切り口付近が焼けて変色してしまう。
参考までにメーカーに特寸製作も可能か尋ねてもらったら、
「一切受け付けません。その品のみ」との回答だったそうだ。
そこで、板金屋さんに切ってもらおうと相談に行ったら、
「うちの機械じゃ、それ専用の機械じゃないんで失敗するかもしれない。そうしたら、使えなくなるので、専門のところに持って行った方が良いですよ」と言われた。
そんならと、松並のステンレス加工屋さんへ相談に行った。
そしたら、これまた「これは特殊な金型で曲げてあるので、同じ様にはできません」との回答。
結果、強度を増すための曲げはせず、レーザーで切断してもらい、ビス穴を開けてもらうことにした。
こんな曲げ加工、ガクッとまげて、ガシャンで終わりだと思ったのだが・・・。
レーザーで切断してもらった。
しかし、これ1枚の切断と穴2ヵ所に3,000円。2か所分で6,000円。
板本体の価格より掛かってしまった。ガハハ。
まぁ、この板自体は量産品で安いからね。
借家なんだから、そこまで気にしなくてもいいんじゃない・・・なんて声も聞こえたような気がしないでもないが、
なんとなく、手前に出過ぎるとケガしそうだったんで。
壁がプラスターボードでビスがきかないので、それ用のものを買ってきて、
専用のスペーサーを挟んでビス止め。
途中の色々は省略。
で、完成。
ほら、これって先日のこれですばい。
それが、こんなんなりました。
流し台・ガス台・レンジフード・金属換気扇・水切り棚を取り換えとります。
そんだけ取り換えりゃ、きれいになるわってね。
ここまでやるなら、吊戸棚も替えればよかったかぁ~?
いやいや、ご予算があられるとのことなので・・・。
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ハラトミートさんでは、思い切って外装板を貼り付けましたよ。
豚足を焚くのに5時間もコンロの火を使うそうですから。
それも、業務用の一口コンロですよ。
見栄えを言ってられませんでした。^^
見た時には既にタイルが剥がれていて、下地のコンパネが焦げてましたからね。怖いですね。
いくら建売でもこんなとこいい加減に仕事したらアカンですよね。