倉庫に眠る端材。
寸法の長い奴は900(ミリ)ぐらいあります。
この材料"アユース"といいます。
ラワンに似た表情です。桐にもにてるかな。
クセリ(曲り)もすくなく、加工もしやすいので、塗装仕上げの額縁やカーテンボックスによく使います。
これもその用途に使った端材を取っておいたものです。
主に内装用で、外には不向きです。
難点は丸鋸で切ったり、電気カンナで削ったりすると、極小の木粉が飛び散ります。
人によってはアレルギー反応を起こして、蕁麻疹が出る人もいます。
私がお世話になっている大工さんの一人もアレルギー反応を起こすため、
この材料は一切加工しません。っていうか、これを触る仕事の時は来てくれませ~ん。
15年ほど前初めて耳にした時、名前を尋ねたら大工さんも呼び名を勘違いしていて、
「材木屋は何て言よったっけ? 『アイユス』 とか 『アイウス』 とか言よったよ」
「『アイウス』って、"I(アイ)"は"薄(うす)"いって、『私の髪は薄い』って、俺の事かいな!」
なんて話で盛りあがりました。
さて、これで何を作ろうか思案中です。
形になったら、報告します。
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