夜電話が入る。
最近では固定電話に掛かるのは、
義母からか、セールの電話である。
妻が取り、何やら応対しながら私の方へやって来て
「主人に替わります」と電話を渡される。
「もしもし」と出ると、
「お電話おかわり頂きありがとうございます。私、三菱電機〇〇××の◆◆と申します。今回お宅様のお住まいの地区に、蓄電池の・・・・」としゃべり出した。
三菱電機と一流会社名を出して来たが、三菱の商品を取り扱っているというだけで、
関連会社でなかろう。 まぁ、いわゆる「市役所の方から・・・」に似た常套手段の一つだ。
電話の向こう側は、騒動しい。皆で電話を掛けまくっているようである。
即座に「すみません。お断りします」と切った。
ほれ、いよいよ始まったぞ。
いづれは始まるだろうと予想されていたセールスである。
「太陽光発電」の次は、「HEMS」と「蓄電池」なのである。
今となっては太陽光発電による売電利益は薄い。
新たに投資する魅力は薄くなった。
もともとこういったものは結局のところ、元を取ることは無い。
新商品やら、新技術やらで、手を替え品を替えセールスしてくる。
初期投資の分を消化し、やっとこれからが儲けだ!と言う頃に、
昔のより効率が良いとか、利益率が向上しているとかうまいこと言って
新たに数十万から数百万の投資を持ちかけてくるのである。
詳しくは知らないが、業界の人によると、
近い将来、太陽光発電による売電価格より、
電力提供会社からの購入価格の方が上がって逆転の時代が来るとか言う話である。
そうなると、太陽光発電は売電するより、自家発電で使った方がマシになる。
そこで、登場するのが、蓄電池なのである。
自家発電し蓄電して使いましょうという事になるのだ。
これが100万やら200万するらしい。
このサイクルに乗ってしまうと、
永遠と投資をしていくことになってしまう。
10年後には、また新たな新技術・高効率の商品のセールスを受けることになる。
投資額は高額なほど、高リターンだとかうまいこと言うのである。
結局、永久に元は取らないのである。
だいたい、発電して売って何ぼの電力会社が、電気を買うってところが変である。
その帳尻はちゃんと電気量の請求書の中に「省エネ~金」として請求されているらしい。
これってもしかすると、
発電して売っている家の負担分まで、そうでない家も払っているってことになるのか?
エコ・省エネ商品は儲けようなんて考えでなく、
地球環境の為と言う高い志の元で設置すべきである。
「エコは金が掛かる」そう考えるべきだ。
まぁ、一辺だけを見た極端な個人論ではあるが、
こういう理由で(まだ未熟で、損得でしか考えられない私なので、へへへ)、
太陽光発電、エコキュート類はご遠慮申し上げている。
私の目が黒いうちは、設置しない。
セールスお断り!
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