先日、久々に和醸会に参加した。
その折、私より目上の方から
「えっ、私より若いの。年上と思ってた」と言われた。
私はその方を「私より年上だ」と認識していたが、
先方はここ数年の間、私の方が年上だと思っていらしたようだ。
まぁ、昔から老けて見られる方だった。
21歳の時、或る現場で元請の現場監督さんと設計事務所の担当さん(だったような気がする)から、
「友〇さん、ちょっといいですか?」と呼ばれた。
「なんですか?」と聞くと
「友〇さんは、歳は幾つですか?」と尋ねられた。
「21ですよ」と答えると、
「えっ、そんなに若いんですか? 今二人で話してたんだけど、『多分31ぐらいやろう』って言ってたんですよ」
「この額のせいでしょう」と額に手をやると、
「いやぁ~、落ちついとらすもん」
「お二人は幾つですか?」
「28です」 「29です」
「私よりずっと年上じゃないですか。(笑い)」と言いつつも、
そんなに老けて見えるんか?とショックだった。
それが最初だった気がする。その後は老けて見られるのがしょっちゅうで、
「いやぁ、そんなに若くはないですよ~。アハハ」なんて言ったためしがない。
それでも、40歳の頃に年相応に見られることもたまにあった。
特に初めての方だと、
黙っていると、どう見ても年上に見えるそうだ。
しゃべり出すと、「あれっ、もっと若いのかもしれない」と気付いてくれるようである。
若い頃は、「落ちついとらすもん」と云う常套句はフォローになっていたが、
この歳になると、それも合わない。
「あら、私より若いの? 年上って思ってたわ」
「いいわね若くて」が常套句だ。
「いいわね、若くて」 これは褒め言葉ではない。
”私より若い”という事実を述べてくれているだけだ。
もちろん相手も、この歳で「落ちついとらす」なんてのも妙だと分かっている。
あまりの驚きに(笑)、他にごまかす言葉がとっさには浮かばないのかもしれない。
この歳になると「若こうあらす(若い、または若く見える)」という言葉を掛けてもらえるならうれしい。
気持ちは18歳なんだけど、流石に老けが顔・身体から出ているらしい。
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