先生方がお住まいの教職員住宅の修繕工事でお邪魔しました。
ここは空室の玄関部分。
お仕事内容とは別のことなのですが、
玄関の上がり框部分にめずらしい納めをしてありましたので。
玄関上がり框の両側に突き出た「束(つか)」があります。
和室の床の間によく見る「立足束(たたらづか)」というものでしょう。
お借りした上の写真だと④になります。
解説では、「 床を支えるための束 」とあります。
床框を止めるため、と考えていいでしょう。
こちらの建物は結構古いRC造の1階建ての建物になります。
教職員住宅ですので、「床の間」という贅沢なスペースはありません。
玄関の上がり框を納める(止める)ために、同じ「框(かまち)」だから、
ちょっと洒落っ気を出してあえてここに立足束を入れたのか?
いや、巾木をどこで止めるか?どういった納めにするか? からなのか?
両方解決できるじゃないか! だったのか?
なんて、考えてしまいました。
調べてみると
栭束(たたらつか) 「 高欄の束 」とありました。
お寺等で欄干を立てに支える柱や子柱のことだそうです。
関連があるのかな?
同業者以外には、興味をそそらない話題でした。アハハ。
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