遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

背紋帳5 道子さんの背紋帳

2019年02月06日 | 縮緬細工
道子さんの背紋帳

 背紋帳、最後の一冊。鉛筆で書かれた名前に従って、「道子さんの背紋帳」と呼びます。

 この背紋帳には、70点ほどの模様が縫い付けられています。やはり、「叶」の文字のデザインも。願いが叶いますように、ということでしょうか。
 「たみさんの背紋帳」と似ていますが、複数の色糸を使ったデザインは少ない。しかし、一つ一つの縫い目はていねいに施され、きっちりとした紋になっています。

 「プロの背紋帳」が謹厳実直、「たみさんの背紋帳」は自由奔放、そして、「道子さんの背紋帳」は生真面目。
 作り手の個性がにじみ出ています。





















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