源内焼と思われる大鉢(皿)が、もう一個ありました。

これは大きい。38cm強あります。
三彩軟陶で、陽刻模様が全面に施されています。
中央には、エキゾチックな幾何学模様。
周縁部には、中国風の楼閣山水図。



裏側は、緑釉一色。

さざえのような巻き貝の足が3個ついています。
全体に造りが華奢です。
胎はがさがさの軟陶です。
三彩濃度は非常に薄く、釉薬自体の掛かり具合も薄いです。
これらの特徴は、以前のブログで紹介した源内焼と同じです。
重ね焼きの形跡はありません。
源内焼かどうか? ・・・・ うーん、陽刻が甘いような気がするが・・・・
源内焼の図録(五島美術館、2003)を調べてみると、似た品がありました。

41cmもある大鉢です。
中央は無紋ですが、名品です。
周縁の楼閣山水図は私の品と似ています。
しかし、細かく見ていくと、やっぱり違いがあります。
何よりも、陽刻のシャープさに大きな差があります。
ここからは、私の推測ですが、この幾何・山水紋大鉢は、明治以降、上の大鉢を真似て、源内焼かその周辺の窯で焼かれた品ではないでしょうか。

これは大きい。38cm強あります。
三彩軟陶で、陽刻模様が全面に施されています。
中央には、エキゾチックな幾何学模様。
周縁部には、中国風の楼閣山水図。



裏側は、緑釉一色。

さざえのような巻き貝の足が3個ついています。
全体に造りが華奢です。
胎はがさがさの軟陶です。
三彩濃度は非常に薄く、釉薬自体の掛かり具合も薄いです。
これらの特徴は、以前のブログで紹介した源内焼と同じです。
重ね焼きの形跡はありません。
源内焼かどうか? ・・・・ うーん、陽刻が甘いような気がするが・・・・
源内焼の図録(五島美術館、2003)を調べてみると、似た品がありました。

41cmもある大鉢です。
中央は無紋ですが、名品です。
周縁の楼閣山水図は私の品と似ています。
しかし、細かく見ていくと、やっぱり違いがあります。
何よりも、陽刻のシャープさに大きな差があります。
ここからは、私の推測ですが、この幾何・山水紋大鉢は、明治以降、上の大鉢を真似て、源内焼かその周辺の窯で焼かれた品ではないでしょうか。