遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ものぐさ有機農業・万能はちみつ漬け

2019年06月23日 | ものぐさ有機農業

見たこともない花が咲きました。

以前、知人から球根をいただいたのですが、すっかり忘れてました。

何年かたって、ひょっこりと開花。

つれ合いも名前を忘れたとのこと。二人そろって、この有様(^-^;)。

 

こちらの方は、大丈夫。

アガパンサス。白は珍しいそうです。

 

今の時期、どっと一度に採れるものが多く、処理が大変です。

今日は、梅を半分、収穫。

梅は処理をすれば長くもちますが、果実の梅は案外あしがはやいので、急いで加工せねばなりません。

これは、梅干し用に塩をふったもの。

容器は、100年弱の年期物。大小6個ほどあったはずですが、今では、2個残っているだけです。気泡ガラスのこの器に、梅を入れると夏の実感がわいてきます。

梅干しつくりはつれ合い殿の管轄。それに、大量につくっても、消費できません。我が家では、1-2kgで十分です。

 

簡単に大量の梅を処理し、しかも皆、喜んで食べてくれる。そんな方法でないと実際的ではありません。

今回は、はちみつ漬けを紹介します。

この方法は、極めて簡単。

しかも、応用範囲がひろい。

梅だけでなく、スモモ(上の写真)や枇杷、桃などの果物から、ラッキョやニンニクまで、やってみるとOKのものが多くあります。

 

さて、梅のはちみつ漬けです。

作り方はいたって簡単。

容器に梅を入れ、はちみつをひたひたになるまで注ぐだけです。色どりのよい梅を得たいときはそのまま、早くエキスを出したいときは、一度冷凍にした梅を解凍して用いるのが良いです。

梅の表面には酵母菌が付いているので、この時期、発酵しやすいです(泡が出る)。冷蔵庫の中にいれておく方がいいです。

一ヶ月ほどで、エキスが出終わります。この時点で、一度、加熱して、その後の発酵を止めることもできます。

エキスと梅を分け、別々に保存します。

去年の残りのエキス。水で割り、氷を入れ、毎日、飲んでいます。

疲労回復に抜群の効果があります(二日酔いにも)。特に、夏の農作業に梅はちみつは欠かせません。

梅はちみつの味は、梅酒と全く同じです。アルコールが入っていないので、子供でもOK(ハチミツ中の菌に抵抗力のない3才以下の幼児は不可)。

 

もう一つの楽しみは、梅です。上の写真は、昨年の物。今も、毎日食べています。とにかく、おいしい。甘さと酸っぱさがミックスされた上品な味です。

手近にある小皿にのせてみました。お茶うけにどうぞ。

    鼓型皿(船場◇兆で使われていた品)

 

          萬古焼小皿

 

           伊万里青磁小皿

コメント (10)
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