遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ものぐさ有機農業・大量の梅、ジャムから極上スイーツへ

2019年07月07日 | ものぐさ有機農業
 一本しかない梅の木ですが、梅が大量にとれてしまいました。
その梅を、どうするか?
梅の実は、案外、あしがはやいので、早急に処理しなければなりません。
 
で、以前のブログに書いたように、
梅干しに、1.5kg、はちみつ漬けに、3kg使いました。
 
でも、まだ、こんなにあります。
ざっと、12kg。                                                                
 

大量に保存するなら梅ジャム
 
すべて、梅ジャムにします。
理由は、長期の保存が楽なのと、喜んでもらっていただける人が多いからです。
私の家では、毎朝のヨーグルトに入れます。家族4人、毎日ですから、かなりの量を消費します。
 
作り方は通常のジャムと同じ。
鍋に梅を入れ(必要ならわずかの水を加えて)、加熱します。
 
 
最大の問題は、梅の種の取り出しです。
多数の種を箸などで取り出すのは大変です。
 
そこで考えたのがこれ。
餅焼き網の上で、裏ごしの要領でゴシゴシします。
写真のように、脚付きの網なら、少々強引にゴシゴシしても、
網が外れる心配がありません。
 
 
あっという間に、作業終了。
 
 
あとは、砂糖を加えながら煮詰めます。
だんだん色が濃くなるので、緑色を保ちたい場合は、
手短に煮詰めます。
 
 
 
 
銘菓「うめの恵」
 
ここでひと手間かけ、梅ジャムをスイーツに変身させます。
 
 
梅ジャム500gに対して、粉ゼラチン25gを振りかけ、よく混ぜます。
(ゼラチンの量を減らせばゼリー、増やせばグミになります)
電子レンジで、3~4分加熱。
熱いうちに、型にいれて冷まします。
 
最大の問題は、型です。
出来上がりは、非常に味が濃いので、通常の型では大きすぎます。スリムな型が必要です。
ケーキ材料専門店で、下の品、2種(四角、半円)を見つけました。
 
 
ここで、もう一つの問題が。
ステンレス製の型にそのまま入れたら、取り出すことができません。
ゼラチンが強くくっついて、型から外せないのです。
ゼラチンを使った場合の型抜きには、バターやオイルを塗るの一般的ですが、
その後の処理や食感を考えると、あまり良いとは言えません。
 
そこで、アルミホイルを全面に敷き、そこへ入れるとうまくいきました。
こんな具合です。
 
一晩、冷蔵庫に入れ、アルミホイルをはずします。
 
 
 
 
例によって、小皿にのせ、お茶うけに。
 
非常に味が濃いので、できるだけ薄く切ってください。
      豊楽焼小皿。
 
      鼓紋小皿。
 
 
     伊万里青磁小皿。
 
 
 
人に差し上げるときは、こんな感じで、名付けて「うめの恵」(^-^;)
 
 
 
実はこれまで、
柚子柿の恵、イチゴの恵、ブルーベリーの恵などをつくってきました。
要領は、皆、同じです。
 
このうちで、羊羹のような厚さでパクパク食べられるのは、柚子柿の恵です。
味の濃さが、ほどほどです。
柚子柿の恵は、熟した柿に柚子ジャムを入れ、フードプロセッサーで処理したものを
ゼリーで固めたものだからです。
 
梅ジャムは特に味が濃いので、そのまま使うのではなく、
柚子ジャムと同様、他のものと組み合わせるのが良いと思います。
 
さしあたっては、梅羊羹にする予定です。
 
 
 
 
コメント (4)
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