大豆の緑化摘芯断根栽培、長いネーミングです。
大豆の新しい栽培法として、数年前、ネットやyutubeで盛んに取り上げられました。
発芽の初期に太陽を当てて緑化し、初期苗の根と芯を切り捨てて挿し木し、育苗するというものです。
太陽緑化によって丈夫になり、新しい根がしっかりと茎枝をつくる。切った芯の所からは新しく2本の主枝が出て、2倍の収穫が得られるという謳い文句なのです。
新しいもの好きの私、一昨年、昨年とこの方法で、大豆を育ててみました。
が、はっきりとした結果は得られませんでした。
今回が3度目の正直、今度こそ、シロクロつけたいと思います。
大豆(丹波黒豆)を撒いておいたトレーです。
種をまいてから4日目、不織布を取り除くと・・・・
大豆の上に不織布を置き、その上に培養土をのせてあったのです。種が発芽しかかっています。
一日太陽に当て、緑化させます。
培養土でおおいます(不織布は無し)。
4-5日で、芽が出ます。
こんな感じの苗ができました。
根と芽を切り捨てます。
こんな感じになります。
茎をポットに挿し木します。
双葉に残っている栄養分によって、5-6日で根が張り、2本の新枝が出ます。
一方、同じ頃、普通に種をまいた黒豆は、こんなに育ってます。
勝負はもう予想できますね。
あれだけやかましかった緑化摘芯断根栽培、最近はあまり話題にのぼらないし。
唯一可能性があるとすれば、この方法によって、徒長が抑えられることでしょう。
秋に収穫する中生、晩生の大豆は、枝豆にしたとき、今の時期に出回っているものよりはるかに味が良いのですが、本体が成長しすぎて、いわゆるツルボケになりがちです。そこそこの大きさに抑えられれば、多収穫が望めるのです。
いずれにしてもこの方法、あまりに手間がかかります。
ものぐさ農業とはいきませんね(^_^;)