古伊万里の中皿です。
2匹の鮎が、皿の中で踊っています。
あまりにワイルドなので、サメに見えますが、ヒレの形や数からすると、やはり鮎でしょう。
阪神大震災の後、名古屋骨董祭で、関西から来ていた上手物を扱う業者のガラスケースの外に置いてありました。聞けば、震災にあって破損したとのこと。
大疵物ですが、それまでかなり入れ込んでいたアユ釣りをやめたばかりで、2匹の鮎にひかれ、購入しました。
径18.6㎝、 高3.0㎝
図録にあるような、上品な鮎の図ではありませんが、こんな皿も一興かと。
鮎も成魚となり、縄張りに侵入した相手を威嚇する時の形相をよく表しているとも言えるのではないでしょうか。