今回も先回と似たような品物です。
34.7㎝x24.4㎝、高 28.7㎝。幕末ー明治。
この品も、青空骨董市で、野口センセー一人で入手しました(先回と同じ値段、店は別)。正式な名称はわかりません。形状から小茶棚としました。
相当に使い込まれていて、あちこちが傷んでいました。特に、天板に穴が多くあり、このままでは使い物にならないので、木工パテで埋め、塗料を塗って仕上げました。平滑になるまで、塗りー乾燥ーペーパー磨きを繰り返したので、2か月ほどかかりました。ここまで手をかけたので、野口センセーもご満足でしょう(^.^)
四方を、ぐるっと竹細工で覆っています。
正面:
横面:
背面:
もちろん、上面も竹、デザインが美しい。
おまけに、先回の品と同じく、引き出しになっていて、小物がごっそり入ります。
瀬戸急須(幕末ー明治)、古染付笛吹人茶碗(中国明末)、鼈甲水牛角茶たく(明治)、京焼鶴香合(江戸後期-明治)
こんな具合におもてなしをしたら如何。
煎茶にも流儀があって、それぞれ作法が決まっているようです。しかし、もともと煎茶は形式とは無縁、自由に生きようとした文人が隠遁生活で嗜んだものです。
ですから、ハチャメチャ蒐集家の無手勝流手前でもOKでしょう(^.^)