なぜか前倒し農作業が続く遅生農園です。
雨が降る前に大急ぎで、サトイモ用地に黒マルチを張りました。畝をつくらず、一面をマルチで覆います。
急いだ理由は、後ほど。
サトイモ栽培は、例年通りです。そう、連作の鬼(^^;)、遅生は、農業教科書にあえて背き、連作を続けています。特に、サトイモ、ソラマメ、ジャガイモの連作歴は長く、10~20年、同じ場所で栽培しています。なんの問題もなくすくすく生育し、収量もgood(^.^)
その理由は、「常識に挑戦!!」というカッコ良いものではなく、ただ単に輪作のやりくりがめんどくさいだけなのです(これぞ、ものぐさ農業(^^;)
というわけで、10日前、定場所に牡蠣殻石灰、鶏糞、ボカシを撒いて耕しておきました。これまでは、耕してすぐにマルチを張っていたのですが、今年はしばらく置いてから張ることにしました。その理由は、耕作直後に張ると、土がフカフカすぎて、マルチ止めのピンが効かないからです。そして、少し強い風が吹くと、マルチが煽られて、飛んで行ってしまいます。そこで今年は一考、少し日をおいてからマルチ張りをすることにしたわけです。
10日間のうちに、一度雨が降り、土がだいぶ締まりました。上を歩いてもズボッと足がめり込むことがありません。しかし、天気予報では雨(昨日の段階)、急がねばとなり、5時から8時までかかって何とか張りおえました。案の定、その後、すぐに降り出しました。もし、この雨がモロに土にあたったなら、さらに堅く締まって、サトイモ植えの作業が難しくなったでしょう(その理由は、最後に)
孤独のマルチの成果(^^;)をご覧ください。
1.3m幅、長さ10mを六枚半、繋いであります。
問題は繋ぎ目。今回はピンが効いているのですが、それだけでは心もとない。継ぎ目を抑えておく必要があります。
手持ちの廃物を活用。
フェンスの鉄支柱と竹に、
洗濯物干し竿も活用(^.^)
その上を、古瓦で押さえてあります。
継ぎ目以外の場所は、瓦片や石をおいて完成。
さて、雨が上がったら、いよいよ種芋の植え付けです。例年、一列に16株、それが6列半あるわけですから、合計104個ものサトイモを植え付けなければなりません。これではとうていガラスの腰がもちません(^^;
そこで使っているのがこの品。
長さ1.3mの単管パイプ(建築足場用)です。これを両手で持って上から突き刺し、マルチに穴をあけていくのです。土にも、程よい大きさ、深さの穴が開くので、里芋種をポンポン入れていけばOK。この時、土が堅いと力が要るので疲れます。ほどよい柔らかさの土がよいので、土の締まり具合に気を使っていたわけです。
パイプで穴をあけるとき、内側に細い支柱を入れて振り下ろします。そうしないと、そのうちパイプが詰まってしまい、穴があけられなくなります。
これで、104個の種芋植え付けもラクラク(^.^)
この方法は、塚原農園さんのyutubeで知りました。遅生の失笑!実用新案ではありません(^^;
みなさん、それぞれのやり方でやっていらっしゃる。個性が出ますよね(^.^)
1ヶ月もすると馴染んできてもう押さえを必要としなくなるのですが、それまでが大変ですね。
トータルでは、200kg以上になり、あちこち捌くのに四苦八苦してます。宅配の送料も相当の額。毎年、楽しみに待ってくれている方もいるので、やめられません(^.^)
マルチ抑えには苦労しますよね。
私も大きな石や、物干しざお、鉄のパイプ(かなり重い)、そして楔も使用です。
ですからマルチを使う場所は少なめにです。
先日書いたように除草は管理機で起こしますので、畝と畝の間は広めにです。
合計104個ものサトイモって!!1000個以上採れますよね。私は10個以内ですよ。
なお、土づくりが良いので!連作可能なのだと思われます。
ミルクさんも、マルチ押さえでは苦労していらっしゃいましたか。水入りペットボトルは良いですね。植え終わったら、すぐに水やり可能(^.^)
マルチに廃物利用とは。
私は少しなので、端に土をかけてますが、腰にきます。
あと、2リットルのペットボトルも使用。
防災用の水・期限が切れたので重石用に使用中。
お茶など飲んだあと、捨てないで水を入れてます。
塚原農園さん・私も参考にしています。
ほったらかし農法には、自然農法という立派な呼び名がありますね。
不耕起、不施肥、不除草、無農薬。
いろんな人が、それぞれのやり方でやっています。
有名な人では、福岡正信(故人)がいます。粘土団子の中に植物の種を入れて放り投げ、育ってきたものを収穫するというものです。
ここまでくると芸術ですね(^.^)
私も、そろそろしなければと思っていますが、今年はミニ耕運機が使えず、手掘りになりますので、気が重いです(~_~;)
ジャガイモも連作しているのですね。私も、見習って、来年から、それほど連作を気にしないでやろうと思います(^_^)
私の場合は、遅生さんよりも酷く、ものぐさ農法を超え、ほったらかし農法です(笑)。
出来るも出来ないもお天気次第ですが、まっ、そこそこは稔ってくれるようです(^_^)
土の中の事はわかりません。全くの当てずっぽうです。尤も最近は、土の成分を分析して必要な要素の量を決める農法が開発されたようです。でも、手軽に分析はできないので、実際の所は勘に頼るほかありません(^^;
ただ言えることは、子供よりは素直に育つ(^^;;;
お天気と相談、土と相談して野菜を育ててもらうお願いをするんですね。親が賢くないと、子供は立派に育たないというわけですね。私は、どんな親だったろうと反省させられます。
これからも、アナログ工夫の鬼となって頑張ります(^.^)
連作障害についてはやかましく言われますが、よくわかりません。生育に必要な土中の成分が足らなくなるというより、菌の偏りが酷くなる気がします。現に、ボカシなどで善玉菌を増やしてやれば、毎年、なんら変わりなく生育していますから。
廃材が輝いて見えます。このアナログ感がいいですねぇ!
すべてが力強いです。
朝から元気が出ました!
「ものぐさ=連作」かも知れませんが、その結果が問題であり、長年問題が無ければそれが良き証明になります。
「ものぐさ」こそ、工夫を考え出す名人でもあります。いかにラクをして同じ効果・より便利な効果を得るかが、創意工夫・発明の原点です。