遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

また草取り道具を買ってしまった

2021年03月19日 | ものぐさ有機農業

春になってきました。

人間だけでなく、鳥、虫、そして草も動き出します。

草は取ってもきりがない。かといって、取らないとどうしようもなくなってしまう。

毎年この時期になると、なるべく楽をして草を退治する方法はないかと頭をめぐらします。もちろん、除草剤なぞは論外。

で、つい、手頃な値段のアイデアグッズに手を出してしまうのです(^^;

 

今年最初の品がこれ。

「スーパー草取りフォーク」の名で、この種の道具を多く作っているモンブラン製です。

・フォークで深い根の雑草も根こそぎ掘り起こす!

・二つツメで細い小さな草も逃がさない!

のキャッチコピーがついています。

 

二つのツメとは、フォークのツメと後ろ向きに出た小さいツメです。

フォークツメは押して起こして草を取る。小さいツメは引いて草を取る。

フォーク全体の形が微妙に曲がっていて、てこが効きやすいようになっています。

もう一つの売りは、女性や高齢者など、力が弱い人でも、楽に使えるということです。

 

早速、犬走り横の小砂利の場所で実地体験。

 

 

根元までグッとフォークを押し差します。

 

起こしてやれば、てこの原理で抜けてくる。

 

簡単にすっぽりと取れました。

 

その脇にある山土の上に生え始めた草たち。小さなものは後ろ側の小フォークで掻き取り、どんどんはかどります。

 

2分ほどでこの通り。

 

もう少し手強い草・・・・石垣の下には、タンポポがビッシリ。

 

グッと差し込んで、

 

根ごとスッポリ、

という具合にはいきません(^^;

その理由は、土(砂利混ざり)が硬くて、タンポポの根本までフォークが刺さらず、てこが十分に働かない。根が太くて長いので途中で切れてしまいます。

やはり、草の種類や場所などによって、向き不向きがありますね。

 

手持の草取り道具を並べてみました。

  

右から古い順、左端が今回の品です。

右端の品は全くダメ.てこはうまく働かないし、刃先には頻繁に石が挟まり、そのたびに取らねばなりません。

右側の5個は、すべて蟹さんツメ型の草取り器です。これらは、限られた場所で使うのには良いかもしれません。私は、5個のうちのまん中の3本を、もっぱら、タマネギ、サツマイモの苗を植える道具として使っています(^.^)。一番小さいのは、以前紹介した「おばあちゃんの草取りツメ」で、苔の間の小さな草取りに活用しています。

今回の品は、これら蟹ツメ型の物よりも、ずっと使いやすく、使い途も広いです。ただ、硬い場所や頑丈な草には太刀打ちできません。

蟹ツメ形と比べて、今回の品はフォークの間に石が詰まり難いです。よく見ると刃の間隔が狭いのと、蟹ツメ型のように扇方に開いていません。石咬みが少ない理由です。わずらわしさから解放されます。

一方、草はフォークの間にどんどん詰まります。そのたびに取り去ってやらねばなりません。

また、このメーカーの製品は、刃が鋭いので注意が必要です。

が、これくらい鋭い刃でないと、雑草には太刀打ちできないのも事実です。

結局、私の草取りグッヅ7種のうちで、普段使っているのは左側の3種です。

今回の品も実用の域には達していますが、総合的には、やはり、左から2番目、同じメーカーの「草取り一番百発百中」が一番ですね(^.^)

 


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
タンポポは厄介者ですね。 (highdy)
2021-03-19 10:56:01
便利そうな除草具のようですね。私もV字形のものを利用しています。
ただ、タンポポは特に厄介者で、このような除草具では切れてしまって取りづらいです。
とても生命力が強くゴボウ状の根っこが少し残っていると、すぐまた成長します。特に、最近増えた西洋系のものは、日本タンポポに比べて繁殖力が強く大変です。
雑草ほどお金がたまると、嬉しいのですが・・・。
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highdyさんへ (遅生)
2021-03-19 12:48:24
タンポポは本当に厄介ですね。
今まで使った物の中では、草取り一番が一番でした(^.^)
かつて、家周りのタンポポを根絶やしにしようと試みたことがありますが、どこからか種が飛んでくるので無理だと諦めました(^^;
植物専門家の知人によれば、今我々が普通に目にするタンポポの99.9%は西洋タンポポらしいです。繁殖力が強力で、在来種はほとんどみられないとか(^^;
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Unknown (tkgmzt2902)
2021-03-19 14:26:58
草取り、永遠の課題ですね。やはり沢山のグッズを揃えておられて共感できます。
私は立って作業できるタイプを三種類。でも実際に使ってみると宣伝文句のようにはいきません。所詮は体力仕事。
新製品は角度がついてるので良さそうですが、そそっかしい私には無理かなと考えていますが、やはり気になります。
鎌形の草取り器が私も一番重宝しています。
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tkgmzt2902さんへ (遅生)
2021-03-19 17:33:24
草取りは本当に大変ですね。
梅雨の頃などは、一週間しかもたないですから泣けてきます。

屈んでの草取りは、今の時期までですね。それも腰がもちませんから、スツールに腰掛て取っています(^^;

梅雨以降は、もっぱら草刈り機。これなら立っての作業ですから、マシです。草刈り十字軍の毎日が続きます(^.^)
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草取り (ミルク)
2021-03-19 17:35:22
こんにちは。
草取りは、難儀ですね~ 私も今日、今年初めて草取りしました。
たくさんの道具ですね~。文字通り七つ道具という所でしょうか(笑)

色々なもの使いましたが、草刈り鎌の小型のものが
今のところ1番気に入ってます。が、1年ごとに変えないと刃が切れなくなります(^^;
値段は200円くらいですから、毎年買い換えてもいいのですが。

腰痛にお気を付け下さいね~
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遅生さんへ (Dr.K)
2021-03-19 19:41:45
ずらりと7点揃っていますね!
正に七つ道具ですね(^_^)
いろいろと研究されているんですね。
私は、いい加減なものですから、小さな鎌だけでやっています(~_~;)
それでは綺麗にはならないんですけれど、、、。
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ミルクさんへ (遅生)
2021-03-19 19:49:00
草を退治するつもりが、草に弄ばれている状態です。特に、夏場は酷い(^^;

やはろ、鎌の形式が一番理にかなっていると思います。特に、ギザ刃はいいですね。私も、短刃のギザ鎌を使っています。おっしゃるように、大変安価ですし(^.^)

モンブランの「草取り一番百発百中」は、ギザ刃鎌の地中版ですね。普通のギザ刃鎌だと、梅雨時などには、すぐに泥が刃にまとわりついてしまって、作業が不快です。そういう欠点をうまく解決しているように思います。

ありがとうございます。ガラスの腰持ちですので、割れないように気をつけます(^.^)
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Dr.Kさんへ (遅生)
2021-03-19 19:58:57
いやいや、草取りは鎌形式が基本だと思います。手の動きが自然なので、力が入れやすいし、疲労が少ないです。特に、ギザ刃の鎌は万能ですね。いろいろ試すのは、骨董と同じく遊びです(^^;

畑は面積が広いので、立って作業ができる三角ホーを使って草を取ります。土寄せや耕しもできます。非常に優れていると思います。ただ、軽いアルミ柄の物はダメです。作業に力が必要です。少し高いですが木製の柄の品が絶対です。自重があるので、かえって少ない力で作業がすすみます(^.^)
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これは良いですね♪ (越後美人)
2021-03-21 15:44:09
以前に便利グッズを販売している会社からパンフレットが届いて、
このような草取りに便利な物がありました。
その内に注文しようと思っていたのに、そのパンフレットを処分したようです(^^;)
いいなあと思う物はサッサと注文しないといけませんね。
草取りはやはり道具が大事ですね(^_-)-☆
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越後美人さんへ (遅生)
2021-03-21 16:53:05
こういう物の値段は上手に設定されています。
ちょっと買って使ってみようかなという気にさせます。
その分、当たり外れが非常に大きいです。
ダメ元のつもりで試しています。
これで草取りが少しでも楽になれば儲けもの・・・いつの間にか謙虚な自分になっています(^.^)
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