遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

吹墨更紗紋絵瀬戸皿

2020年07月29日 | 古陶磁ー大皿・大鉢・壷

また、江戸後期の瀬戸雑器に戻ってきました(^^;

今回は、吹墨の絵瀬戸皿です。

径 24.9㎝、高 4.4㎝、高台径 10.3㎝。  江戸後期。

 

絵瀬戸皿として、オーソドックスな器形です。使い勝手は、よさそうです。

 

見込みには、鉄釉の吹墨で、更紗紋が描かれています。

 

泥臭い絵付けの多い江戸後期の瀬戸皿ですが、粋な柄もあるのですね(^.^)

 

ジカンにシミが入って、行燈皿のような趣があります。

 

裏側は、相当の年季が感じられます。

 

使用痕は、この手の皿の勲章(^^;

 

 

 

 


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅生さんへ (Dr.K)
2020-07-29 20:13:10
鉄釉の吹墨の更紗文ですか! 粋ですね(^-^;
器に致命傷を与えないほどの、ほどほどの使用痕まであるんですね。
美術館に展示できるような、このような条件を備えた器は、なかなかないですよね(^-^;
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Dr.Kさんへ (遅生)
2020-07-29 20:25:58
田舎臭い瀬戸の雑器にしては、珍しい図柄です。何でもOKの無国籍陶器の強みでしょう(^^;
不思議なことに、私の知る限り、絵瀬戸の疵は、裏側に多いです。表に酷い疵ができた場合は、アウトにしたのかも知れませんね(^.^)
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Unknown (tkgmzt2902)
2020-07-30 19:04:04
更紗の部分が墨吹きですか?
焼き物にも更紗模様、やはり更紗は江戸時代には貴重なものだったのですね。
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tkgmzt2902さんへ (遅生)
2020-07-30 19:51:08
この皿の場合、四角い紙か皮に更紗模様を彫り込み、それを皿の上に置いて、全面に墨を吹いたものと思われます。

そうですね、言われてみれば更紗模様の焼き物を他に知りません。稀少ですね(^.^)
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Unknown (tkgmzt2902)
2020-07-30 23:03:21
どの部分が墨吹きかわからなかったのですが、やり方を説明していただいてやっとわかりました。ありがとうございました。
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