大空と大地の中で。

大自然を相手に駆け回ってます。

カンボジア・ベトナムの旅♯3 アンコールワット

2016-06-07 06:41:24 | カンボジア・ベトナム

ホテルにて、ゆっくり休息し日中よりかは気持ち涼しくなったかな?と思うが、

外気温は夕刻なのに30℃はまだある。

 

カンボジア最大の見どころ、世界遺産のアンコールワットへ。

 

アンコール遺跡とは、現在のカンボジアの起源となるクメール王朝が築いた、

都城や王宮の史跡。

3万人の精鋭職人が30年の歳月をかけ、東西に1.5㎞、南北に1.3㎞と

広大な敷地を有し完成させた寺院は、

代々にわたり受け継がれてきたアンコール建築・芸術の集大成であり、

当時は人類史上ではたぐいまれな規模を誇る石造建築物であったが、

数百年もの間密林に放置されていた遺跡であった。

19世紀中頃、フランス人学者がジャングルの奥地にひそむ遺跡を発見し

世紀の発見と世間を驚かせたのだ。

第一回廊の入り口です。

西塔門の両側には高い外壁が続き、まだ本体は見えません。

少し行くと、立派なヴィシュヌ神像が静かに佇み、

地元の人がお祈りを捧げていました。

 

そして西塔門から出ると・・・

とうとうきたぁ~って感じ!

遠くのほうに3つの塔が見えます。

まっすぐ伸びる参道をさらに歩いてゆくと、

テレビ、雑誌、ガイドブックなどでさんざん見てきた光景、

目の前に壮大な寺院、初めて勇姿を見せます。

こんなにも素晴らしい建築物が、何百年もジャングルの中で放置されていたにも関わらず、

崩壊することなく美しい姿で残っていたことに、驚きです。

木造建築だったら、とっくに腐っていたでしょうね。

池に映るアンコールワットの撮影ポイントです。

ジャングルの中にアンコールワットを発見した発掘者たちは、

池に映るアンコールワットの美しさを前に言葉を失ったと云う。

ちょっと分かる気もします。

水面に浮かぶコントラストは、神秘的であり・・・

これからいよいよ神々の住む世界に入るんだな、という

期待を膨らませてくれる場所でもありました。

第一回廊への入口である西塔門への階段は、もの凄く急な階段。

降りるときが怖そうだ。

第一回廊

アンコール芸術の神髄は、この回廊の壁に描かれた浮き彫り細工でしょう。

ヒンドゥーの神話が題材になっている物語であり、

高さ5mの壁面に、全長760mにも及ぶ絵巻で構成されていました。

見事な壁画です。

レリーフの中でも有名な絵柄の前では、ガイドさんが説明してくれるのですが、

アンコールワット初心者の私には有難かったですが、

あまり内容は覚えてません。

ガイドさんからレリーフの説明を受けているとき、ふっと空を見上げると、

おっ!気球・・・。

ETの映画を思い出してしまった光景、気球に乗って、上空から観光している人達です。

ガイドさん曰く、上空からの観光も壮大らしいです。

 

そして、この第一回廊には日本人の落書きも、

最初、ガイドさんが指さし「これは日本人の落書きです」って言ったときは、

日本人の恥だと思いましたが、まだ世界遺産にも登録されていない、

大昔のお話しでした。

日本人が初めて足跡を残したのが、江戸幕府のころ1632年

十字回廊の柱に落書きを残しました。

肥州武士の森本右近大夫によるものらしです。

当時は、アンコールワットこそが仏教の聖地である

「祇園精舎」だと考えられていたようです。

第二回廊

第二回廊への階段は、いっそう険しくなり足元注意である。

内側に一歩足を踏み込むと、神々の住む頂である中央祠堂が目前に迫る。

第二回廊の壁画は、テーヴァダー(女神)像が至るところにありました。

数は確か合計で1500体以上だったような?

1500体以上のテーヴァダー像の、表情・装飾品・動きは、

どれ一つとして同じものがないと言われている。

よくコツコツとこんな細かいものを彫ったものだと、関心させられます。

第三回廊(中央祠堂)

第三回廊に上がる階段、回廊ごとに階段が険しくなってきます。

雨の日等は、事故も多いようで、今は観光用の階段があるそうです。

我々のツアーは、第ニ回廊までで第三回廊には登りませんでした。

アンコールワットの裏側です。

夕日が沈むとこでした。 

勉強になり、クメール王朝時代の歴史を感じました。

 

事前に観光ブックなどで色々と調べて行きましたが、観光ブックには書かれてないような事等も、

ガイドさんの話しを聞いてるとあったりして、興味深っかかったアンコールワットでした。

喉が渇いたぁ~!アンコールワットにヤシの実ジュースで乾杯。

 

観光後、民芸品店でショッピングをして、

アプサラダンスショーを観ながら、ブッフェです。

このショーを観るより、早くホテルに帰ってシャワーを浴びて寝たかった!が、本音でした。