縦走2日目 風が強いが快晴。
小屋前から剣岳・立山三山が美しい。
小さく見える富士山に白山。
そして白馬三山、手前から杓子岳・白馬鑓ヶ岳と続く。
来年は、この白馬三山を縦走してみたいと思う。
台風の心配をしていたが、どうやら影響はなさそうだ。
6:00 白馬山荘スタート。
西風が強い中、早朝の白馬山頂への登り返しは結構堪えます。
6:30 白馬山頂から妙高・戸隠方面の山並み。
7:00 標高2751mの三国境分岐
ここまでは、前日歩いた道を辿り分岐から雪倉岳方面へと一旦下る。
この分岐からは、とっても静かな山歩きとなり山の醍醐味が実感でき、ここから長年の夢のロードの始まりなのだ。
高山植物もぐぅ~んと多くなり、マツムシソウと白馬岳。
日本海を眺めながら・・・
雪倉岳・朝日岳へと進む、好きだな山から山をザック担いで歩いてる自分が。
三国境分岐~雪倉岳の間に咲いていた数々の高山植物。
花を撮りまくりながら、ゆっくりと雪倉岳へ。
8:50 雪倉岳避難小屋を経由して、
9:50 雪倉岳山頂。
広々とし日本海が見渡せ風の通りがよい、気持ちの良い山頂でウトウトお昼寝タイム?
確かにお昼寝するには絶好の場所であります。
白馬岳から雪倉岳まで歩いてきた稜線。
この山もやっと実現した場所であり、とっても気分がいい。
ミヤマアズマギク
雪倉岳山頂からガレ場を急降下し、
11:50 ツバメ平 燕岩で給水し昼食タイム。
ハクサンコザクラの咲き乱れる、小桜ヶ原の木道をのんびりと歩きながら水平道分岐へ。
12:47 水平道分岐
水平道分岐は、朝日岳山頂と朝日小屋へ向かう別れ道なのだが、今年は残雪が多い為、
水平道は通行止め、仕方がないので朝日岳山頂を経由して朝日小屋へと向かうのだが、
分岐から朝日岳山頂の登りが半端でない、心臓ぶっ飛ぶんじゃないかと思う程の急坂であり、
樹林帯のムシムシ状態にクラクラしそうであった。
14:20 標高 2418mの朝日岳
雲の中から見える、剣岳、そして左には白馬岳。
山頂でしばしのんびりと過ごす。
この日歩いた白馬岳~雪倉岳、綺麗だね・・・。
朝日岳から急降下して、今夜のお宿朝日小屋へ。
15:30 朝日平にある朝日小屋、日本海が見渡せるテン場は最高のロケーションです。
夕食 17:00
朝日小屋の食事は、美味しくて有名な小屋。
食前酒のワイン付き、小屋の女将さんの合図で宿泊者達とお疲れさま、乾杯・・・。
こんなに豪華な小屋の食事は始めてでありました。美味しかった!
夕食後は、小屋前のベンチで宿泊者達とアルコールを呑みながらおしゃべり、
とっても愉快なおじ様が居て、久しぶりの大笑いで盛り上がり、
日本海に沈む夕陽を眺め、おやすみなさい・・・。
翌朝 3:00起床 5:00朝食
6:00スタート 綺麗な日本海を眺めながら、朝日岳へ登り返す。
早朝のしょっぱなの登りは、なんとも難儀だ。
2泊3日も抜きつ抜かれつを繰り返し山を歩いていると、当然の如く顔見知りも増えてくる、
朝日岳の山頂直下からは、そんな顔見知りのグループ3組が一緒になった。
その中の一人のおじ様が、「娘さんよくきぃ~けよ、山男には惚れるなよ・・・」って唄いだすと、
他の年配のおじ様達も唄いだす、低音が山に響く、昔の山男達はこんな風に唄いながら山を登ったらしい。
その内「娘さんよくきぃ~けよ、山じぃじぃにゃ惚れるなよ・・・」に歌は変わり、
最後には、「山ばばあよくきぃ~けよ、山じぃじぃにゃ惚れるなよ・・・」と歌詞はどんどんエスカレートしていった。
そんな唄を聴きながら、6:50 朝日岳山頂。
7:20 吹上のコル分岐
この分岐で唄が好きなおじ様とお別れ、おじ様達は栂海新道で日本海の親不知へと下山する。
いつかこの栂海新道を下山して日本海の海に足を浸してみたいと思う道なのだ。
分岐からは、まさにフラワーロード彩りが綺麗だ
ニッコウキスゲも咲いていた。
いくつもの雪渓を歩き
最後の展望、朝日岳を眺め長い長い五輪尾根を下山し、
13:30 蓮華温泉に到着。
この日は、蓮華温泉泊で山友さん達とお疲れさまとなりました。