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ブルガリア・ルーマニアツアー♯3 ルーマニア・ブカレスト~ブルガリア・イヴァノヴォへ

2016-08-26 23:58:20 | ルーマニア・ブルガリア

平成28年7月14日(木) 4日目

ルーマニア・首都ブカレスト~国境を越えブルガリア・イヴァノヴォへ。

 

凱旋門・国民の館・中央市場・【世界遺産】岩窟教会と行く。

ブラショフから山間部の峠を越える途中の山々、山の頂きには十字架が建っています。

写真で確認するには、小さ過ぎます。

そして田舎町の風景らしい、広大な向日葵畑に麦畑を眺め首都ブカレストへ。

数日間ではあったが、ブラショフの町の中でゆったりと過ぎる時間に慣れてしまっていたのか、

ブカレストに入ると交通量も多く、ビルなども建ち並びむさ苦しく感じた。

ブカレスト駅周辺は、治安もあまり良くありません。

 

首都ブカレストは、第2次世界大戦前までは、「バルカンの小パリ」とも呼ばれていた美しい都市であったが、

独裁を続けていた共産党の手により、歴史的な建造物がことごとく破壊され、

伝統的な建物は数少なくなっていて、美しい街並みは、旧市街地のごく一部しか見受けることが出来ません。

ブカレストの主な見所である、「凱旋門」

第一次世界大戦(1914~1918)の戦勝を記念して、1922年に木造の凱旋門が建てられました。

1935年から翌年にかけてコンクリートと御影石で建て直されて、現在にいたっています。

車内から写したので、全体は撮れませんでした。

凱旋門の下は凱旋門を中心とした大きなロータリーになっています。

ルーマニアに来なければ、パリの他にも凱旋門があるなんて事知りませんでした。

☆中央市場

中央市場近くでバスを降りると、この辺りは治安が悪そうな気配を感じた。

市場と言えば、庶民の台所であり物価が良く分かる場所でもある。

海外に行くと市場やスーパーを巡るのは結構面白いものです。

 

ルーマニアの中をバスで走っていると、街道沿いでスイカの路地販売している光景が良く目に付きましたが、

流石に市場ですね!

日本でもお馴染みの縞模様のスイカや黄色のスイカ、深緑色のスイカやら、数多くの品種が並んであり、

日本では考えられない程、安価で売られています。

スイカに悪戯してあったり、スイカ彫刻があったり・・・。

市場の中に入ると、果物の香りが漂っていました。

ベリー関係が豊富に売られています。中の様子を写真に収めたかったのですが、場内は撮影禁止。

ブカレストの観光の目玉となってる「国民の館」

故チャウシェスク大統領の独裁の象徴として、注目を集めた建物で、約1500億円を投じて造られました。

部屋数が3100以上もあるというから、驚きというか呆れてしまいます。

アメリカの国防総省ペンタゴンに次ぐ規模の建物だそうですが、

外観もさることながら、建物内部は、ルーマニア製の総大理石造りの天井、壁、床、

数多くの純クリスタルのシャンデリア、

床の絨毯は100m以上継ぎ目がないとか、贅沢の限りを尽くした造りで、

手織りの絨毯は、あまりにも大きいのでこの場で造られたそうです。

総面積が2200㎡もあるという総大理石造りの大ホールには圧倒されます。

 

現在は、一部が国会議事堂や国際首脳会議、博覧会会場などに使用されています。

国民の館から統一大通りを望んだ写真です。

左右に見える大きな建物は、旧共産党幹部の住んでいたアパートです。

ここの正面に凱旋門を建築すれば、一番見栄えがいい様な気がしましたが。

Caru' cu Bere(昼食)です。

スープ・サラダ・お肉に、デザートはルーマニア名物「ババナッシュ」です。

たっぷりの粉砂糖+ソースで甘そうに見えますが、サワークリームとふわふわの

ドーナツ(しかも温か☆)とのコラボが絶妙でシツコクはなかったですが、

さすがに完食は出来ませんでした。

 

午後からは、国境を越え ブルガリア・イヴァノヴォへ。

ルーマニアの国境の町「ギュルギュウ」の出入国管理事務所は、

日本の高速道路の管理事務所程度の規模でした。

ルーマニアとブルガリアの国境を隔てる「ドナウ川」です。 

ブルガリアへ入国する車で橋の上は渋滞しています。国境を通過するのに1時間以上はかかりました。

ブルガリア国境

ルーマニアもブルガリアもEUに加盟しており、パスポートの検査はないものと思っていたのですが、

ここでは検査がありました。

EUに加盟している国のパスポートの場合、荷物検査はありますが、パスポートは見せるだけのようです。

私たちのパスポートには入国の印が押されていました。 

 

国境で入国審査をし、ブカレストから80㎞程南にあるブルガリア・ルセと云う町に入った。

ブルガリアと聞くと、我々日本人はブルガリアヨーグルトと相撲の琴欧州くらいでしょうか?

 

ブルガリア・ルセに入ってすぐ、国が変わると、バスや運転手、現地ガイドのすべてが変わります。

ここでトランクに入っていた荷物も入れ替えと同時に、

自分の荷物が積み残されないようにと、しっかり確認もします。

 

ルーマニアのバスよりブルガリアのバスの方か冷房のききが良く、少しは快適なバスに変わりました。

そして、ブルガリア通貨の両替、

ルーマニアもブルガリアも、EUに加盟しながら未だユーロではないので、両替が面倒です。

ルセ市から南に約20キロ、のどかな田舎道を40分ほど走って、

イヴァノヴォの【世界遺産】岩窟教会群にやってきました。

辺り一帯はルセンスキー・ロム国定公園となっていて、洞窟や奇岩も多くある自然豊かな地域です。

 

岩から作られた聖堂、修道院などの建造物群をさす1979年に世界遺産に登録された場所。

12世紀、この地に隠遁していた修道士が、断崖に自然の岩壁をくり抜いて造ったことが始まりと言われています。

 

今では、崖の上の教会までは、観光用の道が出来ていますが、

昔の人は、教会に上がるにはロープで上がったそうです。

狭い教会の入口をはいると、

洞窟内は広い空間になっており、

側面や天井には13~14世紀に描かれた、フレスコ画が大事に保存されていましたが、

結構、剥がれ落ちてる箇所も多かったです。

ホテル プレミア ヴェリコ タルノヴォへ、やっと到着しました。

ホテル前は狭い石畳の路地になっている為、大通りでバスを降りホテルまでの坂道を上がって行きます。

荷物はポーターさんが何回かに分けて、運んでくれました。

この日は、移動時間が長かったので皆、早く部屋に入ってホットしたい!

そんな雰囲気が伝わってきていました。

荷物を受け取って、さぁ~部屋へ・・・ 

ところがどっこい!

 

ホテルのエレベーターが一台しきゃありません!それも狭くて遅いエレベータで、マドロッコシー!

私の部屋は幸い2階だったので、荷物担いで階段で・・・。

部屋の扉を開け、キーを差し込んでも電気が点かない!

すると、他では部屋の鍵が開かない!

 こっちも・・・、私の部屋も・・・の声が飛び交いスッタモンダ、スッタモンダ。

 

そして一人部屋の人達は、シャワー室の水はけが遠すぎてビチャビチャになる・・・と、

まぁ~、かなりトラブルがあったホテルでございましたが、トイレの水も流れるしシャワーもちゃんと出たので良かったです。

 

何とか落ち着いて、ホテルレストランで夕食となり、おやすみなさぁ~ぃ。

 



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