泥の闇の中に隠れていた星を掘り出し
空に放り投げよう
ナイフのようなその光が
空を切り裂いてゆく
ああ 不思議な雲の輪が
中天の月を囲んでいる
愛の貧しい家に住んでいた少女が
約束の手紙を読み始めた時
かなうはずのなかった夢が
動き始めた
わたしは やるだろう
最後まで あきらめないだろう
それ以上歩くことができなくなるまで
歩き続けるだろう
それがわたしというものだ
それがあなたというものだ
白くも悲しい 月よ
たとえ結果が無残なものになるだろうと
わかっていても
すべての星はやらねばならなかった
マイナスの可能性を
十字架のように胸に刻みながら
あらゆる準備を整えて
糞の海に飛び込んで行った
それは頭のいいやつが考えた
計略などではありはしない
すべては体当たりでやってゆく
真実の魂でぶつかってゆく
そこに現れる光の変化が
未来を新しく創っていくだろう
なにもかも 初めから決まっているわけがない
すべては あらゆる存在が
起こす熱い行動が 創っていくのだ
苦悩の涙と汗が 激しい反応を起こすのだ
倒れても立ち上がる鋼鉄の意志が 炎を叫ぶのだ
その結果起こった 新しい世界の嬰児が
どんなものかということは
生まれてみてからわかる
人間よ
見ているがいい
生きるということが
どういうことかを
認知症の飴を
蠅のようになめながら
映画を見る子供のような
馬鹿どものために
われわれが 何をやるかを
我が名は アルギエバ
獅子の星である