馬鹿なことをやりすぎた
自分が重すぎて
馬鹿者は
自分から逃げようとする
嘘で作った
幻の聖者の衣をかぶり
何食わぬ顔で
善人の列に紛れ込もうとする
あほうめ
神に嘘をついて
だますことができると思うのか
きれいなものを身につけて
ふんだんに香料をふりかけても
嘘の匂いはごまかせはしない
逃げることはできない
自分から逃げ続け
永遠に嘘ですべてをごまかして
生きていくつもりか
罪にただれてゆく自分を
無知の沼の中に放置して
いつまで迷うているつもりなのか
これは偽物だと
神の指が冷たくおまえをはじく
悔い改めを請う
愛の声ももう聞こえない
馬鹿者め
とうとう最後まで馬鹿をやりきったか
おまえのために
鞭をふるう手も凍り付く
すべての愛が
おまえを見捨てていく
愛は
忘却の箱に
おまえを片付け
もう二度と振り向きはしない