木が すべてを受け入れてくれるものと
花が いつも笑っていてくれるものと
思ってはいけない
愛の真実は ずっと
きびしいものだよ
伐られようと 踏みにじられようと
与えても 与えても
報いがなかろうとも
ずっと耐えていてくれたが
それが無限に続くものと
甘えていてはいけない
目をひらき 耳を大きくし
愛のまことを知りなさい
どんなにか 沈黙にほほ笑み
耐えてきてくれた愛の真実を
自分に都合よくばかり解釈してはいけない
愛は常に愛するが
あなたがたの心が
獣に敗れる時
あなたがたは愛から
遠ざかる
そのつめたい氷の荷が
重くなりすぎ
愛の園がもはや目を閉じたのだ
ゆえにあなたがたは
鬼子母のように
最も愛するものを奪われる
鬼子母は返してもらえたが
あなたがたは 永遠に
返してはもらえない
それはもう くつがえしようのない
神のおきてなのだ
ああ わかっている
あいしているよ
わたしは わたしだけは
あなたがたが なにをしたものであろうとも
いつも
ゆるしている
ともにゆこう
とおきみちを
あいしているよ