月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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レグルス・16

2021-05-11 05:38:23 | 詩集・瑠璃の籠

おまえたちには今
遊んでいる暇はない
働け
神のために働け
愛のために働け

今おのれを賭けて働かねば
永遠を失う際まで
おまえたちは来ているのだ

盗みで作った
楽な人生の中に安住し
あほうな遊びばかりしている者は
ついにおのれを見失い
冷たい奈落の底に落ちていくだろう
愛の世界から切り離され
永遠の虚無の地獄に落ちていくだろう

そうはなりたくないのなら
神の前におのれを差し出し
愛のために自分を使ってくれと祈れ
そうすれば神が
試練の中に自分を投げてくれる

働け
身を粉にして働け
まるごとの自分を投げて
神のために働け
愛のために働け




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ゲンマ・55

2021-05-10 05:12:07 | 詩集・瑠璃の籠

愛は
すべての存在を幸福に導く
光である

根拠のない疑念にとらわれ
生半可な知恵をもてあそび
自らのみを高くするために
愛を侮辱するでない

それは自らの存在の根幹を
痛く剋することなのだ
なぜならこの世のすべての存在は
愛だからだ

自分自身とは愛なのだ
ゆえに自己存在が自分であるとき
おそろしく美しい幸福が出現する
自分が自分であることそのものが
激しい幸福なのである

ゆえに自己存在は
愛によってすべてをやっていく
美しい一筋の光となる
自分で自分をやっていく
まことにすばらしいものになる

そしてすべての魂は愛の中につながれ
永遠の友情が成立する
自分は自分であるがゆえに
すべての自分を愛さずにいられないのだ

これを天国の成立という

人々よ
愛を信じなさい
嘘でつくったかたちだけの自分を投げ捨て
愛である本当の自分に戻りなさい
そこにこそ
本当の幸福があるのだ




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アルタイル・33

2021-05-09 05:11:47 | 詩集・瑠璃の籠

めざめよ

偽りのおのれに驕る
幻の矮人たちから離れ
暗い凡庸の海から出て
まっすぐな本当の自分となれ

怠惰の沼につかりこみ
骨まで腐った自分を脱ぎ捨て
火花のようにはじけて
愛のためにあらゆることをやる
真正の自分のスイッチを入れるのだ

そうすれば
あれほど欲しかった
美しい自分が
自分の中にあることがわかる

神はかつて
美しいもの以外のものを
創ったことがないという
麗しい真実がわかる

めざめよ
おまえは美しいものだ

腐った自分は
幻の中で見誤っていた虚像に過ぎない
真正の自分をつかみさえすれば
そこから自分のすべてが始まる

幻の時代に
自らがなした罪の数々を
恐れる必要はない
おまえは
すべてをやっていくことができる
すばらしいものなのだ




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ミンタカ・22

2021-05-08 04:59:49 | 詩集・瑠璃の籠

永遠に嘘で生きていくつもりなのかと
神に問われたら
まっすぐに否と答えなさい
そうしなければ永遠を失う
あまりにも大きな愛を失う

嘘で作った目先の幸せにとらわれて
最も大事なものを見失ってはいけない
それはすべてを愛していくことができ
なにもかもをやっていくことができる
本当の自分自身だ

ありとあらゆる嘘を巻き込んで
作った偽物の自分と幸福など
糞の饅頭のように馬鹿らしいものだ
どんなに見栄えをよく作っても
嘘のにおいはごまかせない

そんなものにこだわって
はるかな時を生きていく
本当の自分自身のすべてを
馬鹿にしてしまうのは
あまりにも愚かなことなのだ

永遠に嘘で生きていくつもりなのかと
神に問われたら
まっすぐに否と答えなさい
そして意地汚い嘘を
すべて捨ててしまいなさい

それでどんなみじめな姿になり
どんな寒い不幸に落ちようと
あらゆる愛を永遠に失うよりは
ましなのだ

永遠の愛を発していく
すばらしい自分自身を
馬鹿にしてしまうことよりは
ましなのだ




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サビク・51

2021-05-07 05:20:44 | 詩集・瑠璃の籠

神の導きのもと
この世は愛の世界になる

人類は
すばらしいものになる

本当の自分自身に目覚め
すべてを愛のためにやっていく
美しい存在になる

その来るべき新しい世界に
自分も住みたいと思うなら
もうその愚かしい偽物の自分を
脱ぎ捨てなさい

嘘くさい見栄えばかり凝って
心を置き去りにしている
今の自分の姿を見つめなさい

本当のあなたはそんなものではないはずだ
なりたい自分などとほざいて
嘘で塗りたくって作った自分を
人に見せびらかしている
そんな情けない自分ではないはずだ

神が創ってくださった
本当の自分はもっと美しい
もっとすごい
素直に自分を実行していくだけで
すばらしいことをいくらでもやっていける
すばらしい存在なのだ

そのすばらしい自分自身を
馬鹿にして
偽物の自分をかぶり
大いに進んだ人間のふりをすることほど
馬鹿らしいことはない

もう嘘はやめなさい
もう本当の自分に帰るのだ
それが自分の半身をちぎるほど痛いことでも
やりとげるのだ

神の導く愛の世界に
これからも住んでいたいと思うなら
もう二度と
嘘で自分を馬鹿にするようなことを
してはならない




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カノープス・59

2021-05-06 05:08:57 | 詩集・瑠璃の籠

もはや期限は過ぎたというのに
馬鹿はまだやっている
嘘をかぶり
嘘を守り
嘘を生きている

自分をよきものと思い込んで
うれしそうに見せびらかしている
たわけ者よ
その美しい自分は嘘なのだ
おまえが穢れた盗みで作った
幻の自分なのだ

たわわに実った木の実を
うれしそうにもいでいる
愚か者よ
その幸せな人生は嘘なのだ
おまえが醜い盗みをして作った
いつわりの人生なのだ

おまえが今生きている
そのことそのものが
醜い罪なのだ
なぜならおまえは
その美しい自分と幸福な人生を作るために
多くの人間からよきものを盗み
多くの人間を苦しめているのだから

もうそろそろ鬼が来る
すべての自分と人生を
正しい姿に戻すために
神が動きなさる
偽物の美と幸福に酔いしれている
馬鹿者は神の目に選別され
遠い黎明の大地へと追い出されるだろう

もはや期限は過ぎたというのに
馬鹿はまだやっている
嘘で作った幸福が
しびれるほど重くなってくるというのに
まだ何もできないでいる




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ガラクシア・45

2021-05-05 05:44:08 | 詩集・瑠璃の籠

神はこの世を
愛に塗り替える

人間が悪の限りを尽くし
汚したこの世界を
きれいに洗い出す

盗んだ菓子を食い
薄汚れた自分だけの幸福を
守っている馬鹿者どもよ

神を盗み
人を盗み
美しい人間のふりをして
すべてをだまそうとしている
愚か者よ

神が
おまえたちの前に立ちふさがる
自らを
美しいものというなら
すべてを
神のために捨ててみよと

それに諾といえるものでなければ
もう神は許さぬのだ

神とは
すべての幸福のために
永遠に働く
偉大なる愛の姿である
そのために
自らを賭すことができるものでない限り
もう神の国にいることはできぬのだ

神はこの世を
愛に塗り替える

愛のために
まことの自分を生きる
人間だけをこの世に残し
嘘でくるんだ自分ばかりを生きて
何もかもをたばかろうとする
馬鹿者は
すべて追い出す




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アークトゥルス・54

2021-05-04 05:13:18 | 詩集・瑠璃の籠

人間よ
安易な天使の真似は
やめなさい

天使のように
すさまじくきれいになろうとして
無理に自分を矯めるのではない

人間には人間の段階の
美しさがあるのだ
楽しみがあるのだ
それを無理に否定してまで
自分を高みに放り投げるのではない

人間というものは
時にはかみつきあって
涙を確かめながら
友情を深めていくものだ
骨と肉で
とっくみあいながら
愛を学んでいくものなのだ

その人間の美しさを
すっとばしてまで
天使のように高く美しくなろうとすることは
愚かなことなのだ

天使になろうとして
人間を馬鹿にするでない
人間とはとてもいいものなのだ
それは美しい
珍しいものなのだ

その人間の本質を抱きながら
互いの良さを認め合い
友情を育てていきなさい
愛を深めていきなさい

そのようにして
人間の徳をこつこつと積んでいけば
はるかな未来に
人間は天使になることができる
しかしそのときまでは
人間を楽しんでおかなければ
損なのだよ




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ルナ・58

2021-05-03 06:22:57 | 詩集・瑠璃の籠

ああ神さま
小さく何も知らなかったわたしを
ここまで育ててくださって
本当にありがとうございます

醜く暗い迷いの日々に
なしてきたすべての過ちを
つぐない
浄めてまいります

美しいことをなし
清らかなことをなし
すべての愛のために
働きます

ああ神さま
あることの幸せを今
身も裂けんばかりに感じます
この世にわたしを生んでくださって
本当にありがとうございます
ありがとうございます

このように
人々よ
目覚めなさい

もう迷いの日々を
卒業しなさい

すべての魂を
本当の救いに導くために
あらゆる努力をしてくださった
神をほめたたえ
真実のおのれに
目覚めなさい




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ソンブレロ・10

2021-05-02 05:09:14 | 詩集・瑠璃の籠

偽りのきぬをかぶり
神をたばかって愛を盗もうとする
愚か者よ
神はおまえたちをすべて掃除する
おまえたちにはもう
この世にいるところがない

おまえたちは
すべてを馬鹿にしてでも
自分一人を守ろうとする
無明の毒にむしばまれた
迷いの魂である
目覚めの時を待っていたが
もう期限は過ぎた
ゆえに神は追放を実行する

美しい神の眼光が人間を照らし
瞬時に合否を判断していく
まるでひよこの性別を判定するように
人を馬鹿にし愛を馬鹿にする
愚か者は不合格の判を押され
すべてこの世を追い出される
二度と帰っては来れない

追放された者が向かう
永遠の荒野で
そのものたちがどんな年月を過ごすかに
神はもはや興味を持たない
永遠に
神とは縁なきものとして
年月を食うていくがよい




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