仕事中、下らない用で母にメールをしたところ、思いがけない返事が返ってきた。
それは、母の幼馴染で親友だった人の突然の訃報の知らせ。
その人は、母のひとつ年下で、もう60歳になるのに未だに軟式テニスを本格的にやり、県代表になって試合で日本横断しているような、母の友達の中でもダントツ一番にパワフルな女性だった。結婚して東京に出てきてからは、頻繁に会うこともなくなったけど、子供時代目の前に住み、学年は違えど、常に一緒に行動を青春を共にしてきた仲だ。私自身はそんなに会ったことはないけど、話だけは耳にタコが出来るほど聞いて育った。二人の青春時代の話はどれだけたくさん聞いても、ネタに尽きることがない。その人が息をひきとったその日の朝も彼女の話を聞かされていたばかりだったのに。
今回、彼女の夫から訃報の電話が来るまで、彼女が病気で入院していたことはまるで知らなかったことだったから、もうただただ信じられない思いがした。聞けば、癌とわかって入院してから半年だったという。治ると信じていたから、周りにも殆ど連絡なんてしなかったらしい。
母は、もっと昔話をたくさんしておきたかった、と言う。私じゃ単に聞くことはできても、けして分かち合ったりは出来ないからだ。
想い出を共にわかちあうことって、ほんとに楽しいことだもんね。
それが出来なくなった今の母の気持ちがわかりすぎるほどわかって悲しい。
ちょっと話が外れるけど、描いている絵をどんなに制作途上で、これからまだまだ手を入れるからといっても、毎回毎回その途中途中の絵を、未完成品としていい加減に終わらせてないで、筆一本いれる度ごとに、常にそこで終わりと言われても平気なように一筆一筆いい加減に塗っていてはいけないと言われたことがある。以来、それについてはわりと気をつけてるんだけど、これって、人間関係にも言えるのかなあとふと思った。つまり、言いたいこと、伝えておくべきことは、常にその時々で言っておく。ちゃんと伝えておくこと。
私も九月最後の日に、母にとってのその友達とまったく同じような幼馴染で親友の子とケンカをした。今回ばかりは堪忍袋の緒が切れたし、男も絡んでたしで、もう友達でも何でもない、と大人気なく絶交を実行していたけど、誕生日に花が贈られてきて、複雑だったけど、それ以上にほんとはすごく嬉しかったくせに、ついに「ありがとう」の一言さえも返さないまま、今日まで来ていた。
もうすぐ彼女の誕生日。送るかどうか迷ってたけど、やっぱり贈ろうと思う。
ただ、私以上に大酒飲みの彼女には、花か、ワインか(またはシャンパンか)ちょっと躊躇しているところだ。
それは、母の幼馴染で親友だった人の突然の訃報の知らせ。
その人は、母のひとつ年下で、もう60歳になるのに未だに軟式テニスを本格的にやり、県代表になって試合で日本横断しているような、母の友達の中でもダントツ一番にパワフルな女性だった。結婚して東京に出てきてからは、頻繁に会うこともなくなったけど、子供時代目の前に住み、学年は違えど、常に一緒に行動を青春を共にしてきた仲だ。私自身はそんなに会ったことはないけど、話だけは耳にタコが出来るほど聞いて育った。二人の青春時代の話はどれだけたくさん聞いても、ネタに尽きることがない。その人が息をひきとったその日の朝も彼女の話を聞かされていたばかりだったのに。
今回、彼女の夫から訃報の電話が来るまで、彼女が病気で入院していたことはまるで知らなかったことだったから、もうただただ信じられない思いがした。聞けば、癌とわかって入院してから半年だったという。治ると信じていたから、周りにも殆ど連絡なんてしなかったらしい。
母は、もっと昔話をたくさんしておきたかった、と言う。私じゃ単に聞くことはできても、けして分かち合ったりは出来ないからだ。
想い出を共にわかちあうことって、ほんとに楽しいことだもんね。
それが出来なくなった今の母の気持ちがわかりすぎるほどわかって悲しい。
ちょっと話が外れるけど、描いている絵をどんなに制作途上で、これからまだまだ手を入れるからといっても、毎回毎回その途中途中の絵を、未完成品としていい加減に終わらせてないで、筆一本いれる度ごとに、常にそこで終わりと言われても平気なように一筆一筆いい加減に塗っていてはいけないと言われたことがある。以来、それについてはわりと気をつけてるんだけど、これって、人間関係にも言えるのかなあとふと思った。つまり、言いたいこと、伝えておくべきことは、常にその時々で言っておく。ちゃんと伝えておくこと。
私も九月最後の日に、母にとってのその友達とまったく同じような幼馴染で親友の子とケンカをした。今回ばかりは堪忍袋の緒が切れたし、男も絡んでたしで、もう友達でも何でもない、と大人気なく絶交を実行していたけど、誕生日に花が贈られてきて、複雑だったけど、それ以上にほんとはすごく嬉しかったくせに、ついに「ありがとう」の一言さえも返さないまま、今日まで来ていた。
もうすぐ彼女の誕生日。送るかどうか迷ってたけど、やっぱり贈ろうと思う。
ただ、私以上に大酒飲みの彼女には、花か、ワインか(またはシャンパンか)ちょっと躊躇しているところだ。