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この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

パトリシアからの手紙

2008-07-01 18:10:50 | とりとめもない話
2005年のちょうど今頃我が家にステイしていた当時14歳のイタリア人の女の子、パトリシアから手紙が来ました。こっちにいた時に嬉しそうに買い集めていたラメ入りピンクのカラーボールペンで、私にはちょっと読みにくいアルファベットの文字が元気に躍っていました。

彼女は、今年見事最終テストに受かって、9月からスコットランドはエジンバラの大学で薬学を学ぶそうです。彼女は若いながらかなりのジェットセッター。うちに来たとき既に日本は2度目。それからも夏休みになると世界中の滞在先から手紙をくれました。最近ちょっとご無沙汰だったのでどうしてるかなあとは思ってましたが、見事最終試験にパスし、大学生に。手紙の内容はその喜びで溢れてました。

彼女、もの凄い多趣味で、フィギュアスケートも習っているらしく、地元トリノでのオリンピックで荒川静香が金メダルを取った時も、観に行っていて大いに感動したという手紙が届いたのですが、この前の世界選手権も観に行っていて真央ちゃんの優勝をとても喜んだそう。それよりも驚いたのが、真央ちゃんの練習地が彼女の家から近かったらしく、何度も見かけたということ。うちでは、母とよく真央ちゃんを見るたびにパトリシアに似てるよね~(なんとなく容姿が似てるのです)と話してたので、なんだかとても不思議な感じがしました。


普段、他人と比べて、あの人の人生が羨ましいとか、いいなあとかってあまり感じない私も、唯一パトリシアの人生だけは心底羨ましいって思ってしまう。生まれ変わったらパトちゃんの人生がいいなあ~とよく母と話しては懐かしがっていたのです。

だから、そんな彼女からの変わらぬ元気そうな手紙に、久々エネルギーを貰った感じ。それはもう萎れかけの花に水と栄養剤とたっぷりの日光を与えられたみたいにね。