数年前直木賞を受賞した中島京子の「小さいおうち」を読んだ。
感情移入しすぎたのか、途中から涙がとまらなくなり、(ああ、この頃の私は本当に涙もろくなったものだ。)もう読後は大丈夫??ってくらいオイオイ泣けて泣けて泣けて泣けて、ああ、今思い出しても。。。
フィクションってわかってるのに、読み終えて2週間以上経った今でも、時子奥様と奥様に仕えた女中のタキさんのことを考えると、こみ上げるものがある。まるで現実に自分のそばに存在してた人たちのような心近さで。(もしかして私も小説の中で複数の人がそうだったように時子奥様に心惹かれてしまったのかも!?)
なんで60年以上の時を経た後もタキさんの心に重くのしかかるものがあったのか、最後の最後にわかるわけだけど、それがね、何とも言えない(耳元で時子奥様の声が聞こえた気がする)それくらい鮮烈なの。その後の坊ちゃんの登場の仕方もいいなあ。。。
賞を受賞したときにざっとテレビで紹介されて私が思い込んでいた内容とは全く違っていて、昭和10年代から終戦までの東京に暮らす人々の第2次世界大戦のリアルな暮らしぶりがこれまで見聞きしてきたものとは随分違っていて、でもこれがあの時代を生きたリアルな女性の目線だったのかなあと、読んでいてちょっと目から鱗の気分だった。
そうそう、物語中に出てくる小学校に私の卒業した学校があって、私の通った1980年代も区立なのに遠くから来てる生徒がとても多かったが、なんと昭和10年代から既にそういう小学校だったということがわかって、ビックリした。
またタキさんが作るお料理はどれも美味しそうで、お正月の場面なんかとてもステキだった。
感情移入しすぎたのか、途中から涙がとまらなくなり、(ああ、この頃の私は本当に涙もろくなったものだ。)もう読後は大丈夫??ってくらいオイオイ泣けて泣けて泣けて泣けて、ああ、今思い出しても。。。
フィクションってわかってるのに、読み終えて2週間以上経った今でも、時子奥様と奥様に仕えた女中のタキさんのことを考えると、こみ上げるものがある。まるで現実に自分のそばに存在してた人たちのような心近さで。(もしかして私も小説の中で複数の人がそうだったように時子奥様に心惹かれてしまったのかも!?)
なんで60年以上の時を経た後もタキさんの心に重くのしかかるものがあったのか、最後の最後にわかるわけだけど、それがね、何とも言えない(耳元で時子奥様の声が聞こえた気がする)それくらい鮮烈なの。その後の坊ちゃんの登場の仕方もいいなあ。。。
賞を受賞したときにざっとテレビで紹介されて私が思い込んでいた内容とは全く違っていて、昭和10年代から終戦までの東京に暮らす人々の第2次世界大戦のリアルな暮らしぶりがこれまで見聞きしてきたものとは随分違っていて、でもこれがあの時代を生きたリアルな女性の目線だったのかなあと、読んでいてちょっと目から鱗の気分だった。
そうそう、物語中に出てくる小学校に私の卒業した学校があって、私の通った1980年代も区立なのに遠くから来てる生徒がとても多かったが、なんと昭和10年代から既にそういう小学校だったということがわかって、ビックリした。
またタキさんが作るお料理はどれも美味しそうで、お正月の場面なんかとてもステキだった。