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この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

すべては遠い幻

2013-02-04 13:37:37 | 私の読書日記
「わたしのなかのあなた」を書いたジョディ ピコーの小説「すべては遠い幻」

母は死んだと聞かされ、優しい父と二人で暮らしてきたコーディリア。現在は仕事も持ち、4歳の娘を持つシングルマザーだが、その娘の父親である幼馴染の彼とは婚約中の身。そんな中、突然父親が逮捕される。誘拐の罪で、しかもその誘拐した相手とは、実の娘であるコーディリア本人であるというから驚き。コーディリアは弁護士であり、婚約者でもある彼に父親の弁護を依頼するが・・

あらすじだけ読んだだけでも、いったいどうなるのかと気になるところだけど、いつもながらの繊細で微細な文章は今作でももちろん光ってる。主人公が幼馴染二人から恋されて、その二人を知らずか知ってか翻弄しまくるところは正直おいおい男の気持ちも考えろよ、とイライラしながら読んだけど、まあそういうのもあるから面白いんだよね。
毎回そうだけど、長編小説なんだけど、最後のほうは気になって仕方がなくなるので、一気に読んでしまうというスタイルは変わらず。


今は、ジョディ ピコーの「19分」を読んでいます。アメリカで多発する校内銃乱射事件を扱った小説。苦しいけど、面白いです。

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