4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

「真実」

2019-12-06 07:54:52 | わたし的育児日記
【公式】『真実』10.11公開/本予告


私としては、その作品に、フランスの宝、カトリーヌ >
夢でしょ、と勝手に興奮しちゃってるんだけれど、しかも内容も今流行り、というか取り沙汰されている母と娘の確執、または毒母的な??と勝手に妄想が。

見に行ってきましたよ、73歳のおそらくドヌーブ演じる主人公と同年齢であろう見た目かけ離れた母と共に。

武蔵野館に入ったの一体どれくらいぶりだろう、
だいたい新宿自体も久しぶり。ベネトンはなくなって、アディダスになってたり、武蔵野館一階のZARAでセーターを買ったり。


で、映画の感想は、正直、ドヌーブ様を撮りたかったのかな、と。
貫禄の凄さだけがひたすらに伝わってきて。話としては、正直イマイチ妄想広がってただけに残念でした、私としては。ただ、映画ファンとして、あのリュドヴィエーヌ >
それと、ドヌーブ様が飼っている犬、まさに私が飼いたいと思っている犬でした。何犬なんだろ、、そして、オズの魔法使いから名前をとって、トト。
私もいつかその犬飼って、名前をトトにしたいなあ〜。

ミーハー心は満たされました。
ドヌーブが着るレオパードは素敵。地味だけど、ジュリエット >そして、マノン役の女優の声がなんて痺れる声しているんだろう、と惚れ惚れしました。


人は、年齢じゃない、

2019-12-05 10:20:43 | わたし的育児日記
ウォーキング友達のパート先に19歳の女の子がいて、彼女は大学に行くための資金を作るため、二つの職場を掛け持ちでアルバイトをしているらしい。

私の友達の娘は15歳の高校受験真っ只中なので、娘に歳も近い彼女とは時々話すらしく、
どうやら、彼女は都立のさる頭のいい高校卒で、大学は家庭の事情から、一つしか受けさせてもらえなかったので(それも国立)お金の貯まる2年後を見据えて、大学に入りたいという。(無論、学科も決まっている)

もちろん、勉強は大好きだという。

ここまで聞いて、彼女も私も自分の子供に聞かせたいねえ、とため息をつく。

友達が、「勉強好きなんていいねえ」と言うと、

ここで19歳の彼女が言い放った言葉がすごい。

「人間は本来皆、学びが好きなんですよ!!!!全員ですよ、全員!!」

昨日の朝、友達から彼女の話を聞かされて、この彼女が言った言葉が新鮮で、ぼんやりした
胸をものすごくつかれた。

友達とは、人って、やっぱり年齢じゃないね、と。
でも、育て方どうこうと言うより、これはもう彼女の生まれ持った人間性だよね、という話になった。頼まれもしないのに、ホイホイとりあえず大学に行く輩を意に介すことなく、自分の目標に向かって突き進んでいるであろう彼女の、「人間は本来皆、学びが好き、全員ですよ、全員。」
と言う言葉が私の中で、一日経っても醒めやらぬまま、いつまでも心に残った。



『海よりもまだ深く』

2019-12-04 07:27:00 | 映画あれこれ
『歩いても歩いても』でも親子だった阿部寛と樹木希林が今作でも親子。

樹木希林は言わずもがな、いつもは素敵な家でシックに暮らしているはずなのに、この映画では団地暮らし40年のおばあちゃんがこれ以上ないくらいハマっています。
見てると、本当にうちの母を見てるみたいで可笑しくて仕方ない。
特に、弟に対する母の態度とあんまり同じだから、母親って、幾つになっても如何しようも無い息子でも、可愛くて可愛くて仕方ないんだなあ、というのが実感です。

阿部寛も、クタクタの売れない小説家(兼、探偵事務所勤務)が歩き方から、全てうまい。
そこに、元嫁の真木よう子、二人の間の凛とした息子が父親の阿部と好対照。

見ながら、この話はどんな風に着地するんだろうと、何気ない日常の一コマを切り取った映画。

早く母に見せなくちゃ。

『田園発 港行き自転車』

2019-12-03 07:37:30 | 私の読書日記
久しぶりに宮本輝を読んだ。

前回読んだのは確か『骸骨ビルの庭』って本じゃなかったかな、あの本も印象深くて、
特に登場人物が言ったセリフが心に染みて、ノートに書き写したのをブログでも書いた記憶があるけど、時々そのセリフは読み返します。

今回読んだのは、『田園発 港行き自転車』
カバーをつけて読んでたので、タイトルは読み終わって今やっと、そんなタイトルだったのね、と。

舞台は、主に富山、そして京都の花街。東京もほんの少し。

登場人物も舞台によって、違うのに、それが不思議にゆらりと繋がって。

いろんな人が登場するので、ここで簡単に説明しようとするのも難しいのですが、
15年ほど前に、宮崎に出張中だったはずの父親がなぜか富山の滑川駅改札で突然死してしまう。それを15年経って、ひょんな事から、娘の真帆(絵本作家)がその謎に近づこうと初めて富山を旅することから始まります。それも旧北陸街道を自転車(BHとビアンキ)で。

真帆は子供の頃、ゴッホの星月夜に魅せられて、生前父からゴッホの星月夜そっくりな景色を富山の愛本橋から天気が良ければ、見れるらしいことを聞いていた。
また話の中では既に他界している京都の花街で伝説の芸妓だったふみ弥や、東京に就職するも東京に耐えきれず、富山に帰る20歳そこそこの千春やその従兄弟の佑樹。京都でお茶屋風バー小松を経営する雪子に、一度は事業に失敗しながらも這い上がってきたしげおちゃん。その恋人タミー。富山の景色。入善、滑川、富山湾、黒部川、田園、そして登場人物たちが話す方言。

それから私は食べ物や飲み物(特にお酒)の美味しそうな描写に弱いんだけど、今回も京都のお茶屋風バー小松の二階から取ってくるぬか漬けや、ビストロバー ルーシェのシーザーサラダ、「お前のギムレットうまいんだ」と言って注文するギムレット。(ビストロバー ルーシェで登場)

とにかく、私はこれを読んで、絶対絶対、富山に行ってみたいと思った。
これを読んで、そう思わない人はいないだろう、そして花街の世界を本の中でも垣間見えたのが楽しかった。それに、自転車。これ読むと欲しくなるね〜

ああ、読んでない人には何のこっちゃわけわからない文章になってしまって申し訳ない。

ただ、子供に大きくなったら宮本輝の小説を一つ残らずみんな読ませたい。
本物の小説家だと今回もまた深く尊敬の念をあらたにさせられた。



バトミントン

2019-12-02 13:36:01 | わたし的育児日記
先週とは打って変わって、お天気のいい週末でした。

ただ、一月のようなキレるような寒さを感じたので、ダウンを出して、手袋をして。


珍しく、予定の何もない土日だったので、実家そばの広場でバドミントンをしました。
小学校2年と5年にもなると、結構打ち合いが出来るようになって、とても楽しめる。
こんな日が来るとはね。

なんだか、あっという間にこういう日がやってきて、息子は歌の歌詞に慰められ、
いつかその時が来たら子供に見せたいと思っていた映画も、今がもうその時なんだと気付き、
今年のお正月は子供にいっぱい映画を見せたいなと思う。

バトミントンしてたら、あっという間に日が暮れて






最近気付いたけど、満月も見惚れるけど、私は一番細い時の三日月が好き。
気持ちが凛となる。