エレキ、アコギに関わらず弦楽器は弾き込む事で『成長』する
成長とは・・
”音が変化する・・”
という事を意味するのだ
音が良くなるとこんな顔になってしまう
もちろん、良いギター(高価なギター?)は店頭で試奏の段階から素性の良さが感じられるの事実なのだ
しかしながら、それが『最高の音』ではない事も事実なのだ
何本ものギターを手にしてきたベテランには周知の事実なのだ
手に取った時に『期待』を感じさせてくれるギターが良いギターなのだ
所謂、安ギターにはそれがない
最近の安ギターは馬鹿にしたものでもないのだ
以前は音程すら不安定なギターが平然と売られていたが・・
精度が高い工作機器の導入で近年は『楽器』に昇格したのだ
工作精度が向上したものの・・
コスト面の理由から良い材を使えないのも事実なのだ
非常に当たり前の事だが・・
3万円のギターと30万円のギターが同じはずもない
その辺りの違いが体(指先や耳)で感じられるようになるとギターが楽しくなってくる
先の画像を加工してみた
如何だろうか?
今回はタイトルにもあるように久々にアコギを弾いてみたのだ
正確には
”久々に録音してみた・・”
なのだ
実はアコギは毎日弾いているのだ
”音を育てる・・”
というような意図はないのだ
ただ、弾きたいだけなのだ
今回は録音機材にzoomを使用した
『録音』とう作業に特化した場合、本機の方が使い勝手が良く音も本格的なのだ
BR-80と用途で使い分けているのだ
ギターアンプなどをマイキングする際にも楽しめる
自宅でギターを楽しみたいと考える方は次のステップとして
『録音環境』を導入してみては如何だろうか?
ソフトでもハードでもどちらでも構わないと思う
ギターが10倍楽しくなるのだ
さらに自己の演奏を客観視する事で確実に上達するのだ
エレキではあまり使わないが・・
アコギではカポは必須アイテムなのだ
難しいコードを簡易に変換する使い方も初心者には有難い
私の場合には『響き』に変化を加える為に使う事が多い
カポを装着する事でムダな低音部分をカットするという考えも出来る
イコライザーなどで人工的にカットした質感とは異なる
6弦のギターにダブリングやコーラスで厚みを付ける方法と
12弦ギターの自然なコーラス感の違いにも似ている
アコースティックな楽器はナチュラルな部分を伸ばすような方法が最良なのだ
実際に耳で感じている音をいかにリアルに表現するか?
かなり難易度が高いお題なのだ
今回はラインアウトの音を録音したのだが・・
マイクで録ったような質感を表現してみたのだ
ステージなどで鳴らす方法とはアプローチが異なるのだ
左右の指先のコントロールが如実に音に表れるのもアコギの魅力なのだ
スラッシュもアコギとしてはアバンギャルドなプレイだが・・
レスポールを感じさせる音は勉強になる
唯一無二の雰囲気を持っているのだ
私の場合、色々なギタリストが好きなのだ
聴く度に何らかの影響を受けるのだ
エレキはダダリオ派だが・・
アコギは『旅』をしている
色々な弦を試しているのだ
高価な弦はキラキラとした高音成分を持つ
アコギの場合、それが正解の音とは限らない
仮にいなたい時代のブルースを好むならば、むしろ高音は邪魔なのだ
ボディの構造やブレイシング(内部の柱の構造)などとの相性もあるのだ
自分が好きなプロと同じ弦を躊躇なく張っている人を見かける
自己満足も趣味には大事だが・・
もう一歩踏み込むならば、もっと色々と研究すべきだといえる
エレキも同様なのだ
ネットの意見よりも自分の耳と感性を信じた方が良い
自画自賛や自意識過剰も時には必要なのだ
私は他の事にはまったく自信がないが・・
ギターに関しては誰にも負けない自信がある
演奏ではないのだ
”ギターと向き合う姿勢・・”
という意味で解釈していただきたい
エレキ同様にアコギにも高価なギターは多い
読者の皆さんが大好きなギブソンもあるのだ
アコギでもピックを用いガンガンと弾き倒すスタイルに向いている
指弾きで繊細に弾きたい人には向かないギターなのだ
エレキ同様に好みと選択を間違えるとかなり後悔するのだ
複数本のギターを所有できるという場合には異なるタイプを色々と集めてみるのも良いと思う
私の場合、アコギは一本と決めているので難しいのだ
最近はピックでストロークするようなプレイは好まない
まぁ、近隣への配慮もあると思う
アコギを抱えると指で弾きたくなってくるのだ
指先のタッチが音に素早く反映される様が心地よい
エレキのように他の媒体を仲介しないストレートさがアコギのだ身上なのだ
良い? 悪い?
が音に表れる
生楽器すべてにいえるのだ
『良い仕事』を施された楽器は伸びる
弾き込み・・
ケースの中で寝かせる・・
数年という時を経て『熟成』されるのだ
少々大袈裟だが・・・
良い音を聴くと思わずそんな表現になってしまうのだ
実は楽器店のお兄さん達との交流でかなり良いギターを手にする事も多い
すでに慣らしが完了した中古の個体を紹介される事も多い
個人的には新品、中古に特に垣根はない
良いギターがあれば、すべて試してみたい
下世話な表現だが・・
状態の良い中古ギターは
”魅力あるバツイチ熟女・・”
のようだと感じているのだ
すでに他人様が十分な慣らしを完了させている
後は良い弾き手を待っているだけという状態のギターも多い
他人が使ったギターは苦手なのだ
その人の癖が各所に表れる
特定のフレットの摩耗に始まり
鳴りのポイントにも癖が見られる
購入後の弦を張り替え、自分の好みに弾き上げるも・・
新品から徐々に育ててきたギターとは異なる
自分の好みや弾き方に合致したギターが妥当な値段で手に入るならば買いだと思う
私は出会った事がない
実験材料としての割り切った安ギターは何本か購入した経験があるが・・
中古に10万円以上出す気持ちにはなれない
中古のギターを『お得』だと感じている人がいるならば、
それは大きな勘違いなのだ
得でも損でもない
新品同様に中古ギターも商売であり、確立された市場なのだ
確かに新品よりも安く買えるが・・
フレットの摩耗やトラスロッドの状態など
所謂、消耗品と呼ばれる部分を十分に考慮した方が良いと思うのだ
中古で購入したギターの再メンテで高額出費をした人を数多く知っている
15万で買ったレスポールに15万円のメンテ費用(フレット交換など)をかけた人を知っている
如何なものか・・?
しかもかなり酷使されたボディだったりする
自分が付けたキズには愛着がある
他人が付けたキズや汚れを受け入れる事が出来るだろか?
「ゴメンね・・前の旦那が乱暴で・・・」
「こんな感じになっちゃった・・嫌?」
何とも物悲しい男女の会話なのだ
ギターと対話するような気持ちで接すると良いと思う
またまた、脱線してしまったが・・・
異なるパターンを2種類用意してみた
如何だろうか?
ブルース以外も弾けるのだ
『アコギの響き・・』