昨日は家族を引き連れて豊洲市場へ行ってきたのだ
ちなみに東京ビッグサイトとは目と鼻の先という近さなのだ
流れで月島でお好み焼きを食べてきたのだ
・・という事でギターの話なのだ
エレキを再開すべく、大量の弦を買い込んだのだ
躊躇することなくバンバンと弦交換する予定!
やはり、新品の弦の弾き心地と鳴りは心地良い
それだけにお金を払う価値があると思える
ところで読者の皆さんは『ノイズゲート』をお使いだろうか?
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機能については特に説明は不要だと思う
むしろ、使い方について言及したい
”ノイズは大敵か?”
ノイズの成分とギターの美味しい成分は微妙に絡み合っている
つまり、完全にノイズ成分をカットしてしまうとギターの音色も変わってしまう
所謂、『ハイ落ち』という症状がでる
雑誌やネットなどで目にしたことがある読者も多いと思う
フルテンのトーン出力に対して、少しトーンを絞ったような状態・・
歪み系の最も美味しい成分と被る事になる
ノイズゲートの使い方は音作りに重要なのだ
歪み系や空間系には興味ある人もコンプやノイズゲートなどの
地味系エフェクターには関心が無いということも多いようだ
実はここ最近、レスポールのノイズが大きくなっているように感じている
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私のレスポールは2013年製なのだ
新品時と比較すると音も馴染んできたような気がしている
音が良くなっている反面、ノイズも増えているという状態なのだ
ノイズの原因を突き止めるのは難しい
ハンダの劣化、ポットの劣化、ジャック類の接触不良、配線系の不具合、ピックアップの不具合・・
新品時からノイズが大きい場合はそれがデフォルトという事になる
購入時に気になる場合には同系統のギターと比較してみるのも良いと思う
シングルはノイズが多い・・
ハムはノイズが少ない・・・
これは間違い傾向だが・・
ノイズ処理やピックアップの進化などで一部逆転していることもある
実際、私が使用しているアメデラストラトはシングル状態でも疑似ハムでもノイズレス
ハムキャンセルのシングルピックアップを搭載していることも大きいが・・
やはり、デフォルトのノイズ処理が秀逸なのだ
2011年製のギターだが・・
いまだにノイズとは無縁なのだ
先にも述べたが・・
ノイズも含めの音なのだ
ノイズを悪だと決めつけるのも早計だといえる
ギブソンのギターは高価な部類だといえる
同時に『古典的ギター』でもある
自動チューナーや非対称ネックなどを積極的に採用するも・・
その他の部分は古典的なのだ
悪いという意味ではない
多くのファンはその辺りに惹かれているのだ
私もそのひとりなのだ
それ故に『トラディショナル』を選んだのだ
軽薄短小の時代に逆行するようなギターだと思う
ネックの太さやボディの重さなど、弾き手を選ぶギターなのだ
慣れとは恐ろしいもので・・
細く、薄いネックでは物足りない体になってしまった
ちなみにストラトはレスポールよりは薄いが幅はそこそこあるのだ
アメリカンなサイズであることは確かなのだ
アジア向けに開発されたアリアのような細身のネックと比較すると『欧米サイズ』なのだ
正直な話、ストラトのボディも小柄な人には大き過ぎる
やはり欧米サイズなのだ
話をレスポールに戻そう・・
所謂、『ノイズ処理』がまったく施されていない
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もう一枚・・
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さらにもう一枚・・
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裏蓋も単なるプラスチックなのだ
セレクター部分も未処理なのだ
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比較の為にノイズ処理が施されたアリアの画像をアップしてみたい
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お約束の銀箔貼りなのだ
内部にも特殊な塗料が塗られている
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もう一枚・・
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これはデフォルトの状態なのだ
ちなみに『オレンジ』好きの私はコンデンサーを交換している
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「コンデンサーなんか関係ないよ・・」
という声もチラホラ耳にするが・・
歪ませた時の奥深さに影響すると私は考えている
バイパスではない限り、必ずコンデンサーを通過するのだ
浄水器の濾過フィルターをイメージしていただきたい
”通過する・・”
とういう事にも意味がある
ちなみにストラトも別メーカーのコンデンサーに換装済みなのだ
自分のギターや演奏の好みに合ったコンデンサーがあるはずなのだ
試す前から否定するような友人の話は無視した方が良い
ギターに関しては少し『変態』の要素を持ったくらいが面白い
ネットのブログにもいえる
普通の人が立ち上げたギターブログくらいつまらないブログはない
あくまでも私の祖直な感想なのだ
「え~とですね 昨日は久しぶりに弦交換したのですよ」
「え~とですね 今回は不良の弦が無かったみたいです」
「ホッと一安心ですわ 引き続きこの弦使ってみますわ」
ギターのノイズを考える場合、基本的な原理や構造を知る必要がある
エレキの場合、それを抱える人間をアースとして活用している
プレイヤーがネックに触れる事でノイズがカットされる構造になっている
詳しくはネットで検索してみていただきたい
それでも完全にノイズが消えるわけではない
そこで必要になってくるのが冒頭にも登場したノイズゲートなのだ
BOSSと共に人気があるエフェクターなのだ
行きつけの楽器店でも人気を二分しているのだ
巷の声に振り回される必要はないが・・
何故売れているのか?を考えてみるのも良いと思う
”安くて高性能・・・”
そんな夢のようなマシンがあれば嬉しいが・・
概ね、性能と価格は比例しているように感じる
食べ物や衣服なども同じだと思う
ギターの世界の場合、
性能が良いならばいくらでもお金を出せるという人が少なからずいることも事実
「そんな人いるの?」
自分基準で物事を判断してはダメなのだ
こんな話を耳にしたことがある
ギターを買う際に予算を先に提示するお客さんがいるという
予算と希望条件でギターを選ぶのだ
流れでオーダーになることも多いという
先日、行きつけの楽器店の系列店にこんなお客さんが来店したようだ
「あの・・予算100万円のエレガットが欲しいんですけどありますか?」
「カッタウェイのボディがイイんですよ 少し小さめのボディがいいなぁ」
100万円のガットギターなどゴロゴロしているのだ
しかしながら、ピックアップ付きというと意外に少ないようだ
クラシックギターの愛好家は純粋な音を好む
むしろ、鳴りを阻害するピックアップを嫌う
そんなこんなである名工に依頼してオーダーのギターを作る事になったそうだ
脱線したが・・
あるところにお金はあるものなのだ
無い人のところには一生お金は舞い込まない
私の知り合いにギターブログを書いているおじさんがいる
ここ30年くらいギターに関する買い物を一切したことがないという強者なのだ
まぁ、消耗品である弦とピックは除くが・・
「あのね またまた欲しいギターが発売になったみたい」
「今度こそは買う予定!マジで買うよ 現在値段調査中」
「あのね・・今回は本気だったの 小遣い貯めてたのよ」
「そんでね サイトチェックしたらもう売れちゃったの」
こんな件を数十回繰り返している暇なおじさんがいるのだ
悪い人ではないが・・
微妙なおじさんなのだ
まぁ、世の中には色々な人がいるものなのだ
話をノイズゲートに戻そう・・
マルチエフェクターにもノイズゲートは必須なのだ
メーカーごとの考え方の違いが面白い
ノイズの感度を決めるスレッショルドの値で音の印象が変わる
値を上げれば、ほぼノイズは皆無になる
反面、出音に違和感も出てしまう
音が痩せたり途切れたりすることもある
今回はGT-001を使用したのだ
ノイズゲートのOnとOffを切り替えたり
ネックに手を触れたり離したり・・
音を鳴らしながらツマミの値を変更したりしてみた
音作りの核はオレンジアンプ、前段にトレブルブースターをかけているのだ
ちなにみ接続エフェクターを増やすほどにノイズも増える
特に歪み系を接続するとノイズが増える
マーシャルなどの真空管アンプの前段に歪み系を接続すると派手にノイズが出る
実際に音が出ている間はあまり気にならない
ドラムやベースなどが一緒に鳴っているなら、ほとんど判別できない
しかしながら、他の楽器のブレイク時や単独のクリーンではノイズが目立つ
ノイズも含めて音楽だというロック系のプレイヤーも少なくないが・・
レコーディングではエンジニア泣かせでもある
無音時のデータをブツ切りにすることもあるのだ
私もDAWの制作時にはこの手法を使う
音を伸ばす場合、どこまでがサスティンなのか?ノイズなのか?
判断に悩むこともあるのだ
今回の音源はダラダラと長いが・・
我慢してお聴きいただきたい
新品弦の良い部分が音に出ている
不思議な事に弾いていて毎回良い音だとは感じない
自分の体調などもあると思う
今回は弾いていてとても気持ちが良かった
「パッチの音がいいのかな?」
という感じでそのままの状態でアリアプロに差し替えて弾いてみたが・・
何かが違うのだ
レスポールで感じられるカリカリ感や音の深みがアリアプロでは感じられない
レスポールを持っていて良かったと感じる瞬間なのだ