五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

過去の感情

2010年10月06日 | 第2章 五感と体感
過去に経験した「感情」が自分自身受容し克服していないと、似たような状況に出合ったとき、自分でも気付かずに同じ感情が蘇ってくることがあります。

突発の事故とか、近親者の自殺とか、私の場合も、かなりショックな経験を何度かしています。
それなりに感情を治めて克服してきたつもりです。

でも、克服してきたつもりは、ほんとうに「つもり」なのです。

最近、なんだかへんだなぁ~という感情がある言葉を目にするたびに湧いてくるのです。
それは、「親友とは」という言葉です。

6年前に自殺した友人が亡くなる半年前に口にしていた言葉です。
「私達親友だよね」

だから、それ以降、めったやたらに親友と言う言葉は使わなくなりました。
使えないと同時に自虐的に自分を戒めるように使う言葉となってしまいました。

耳についたこの言葉を他者が口にしたり、読んだりすると、いきなり友人の声が蘇ってくるのです。

なのに、私は彼女をどうするもできなかった。という感情が湧いてくるのです。
重たい石がお腹に入ったような鉛のような重たさを経験します。

感情転移的な防衛機制のトラウマは、まだ解消されていないようです。

友達が発するSOSを聴きとることができなかった悔しさは、未だに心の中に残存しています。

このような未処理で残存しているトラウマ的感情は、今の私の仕事を支えている深く静かな原動力なのかもしれません。

今日も、悔いのないよう、過ごしたいものです。

昨日の腰越勉強会は、こんな内容のものでした。

「親友」という言葉を使っている人に、「不安なことはない?悲しくない?寂しくない?」と聞きたくなるのはそんな私の未処理の感情がそうさせるのです。今回は気持が治まるまでは当分時間がかかるかもしれません。友人の命日が過ぎ、今度は事故で亡くなった友人の子供の命日が近づいています。毎年この時期は、仕様が無いかな。

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