五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

皆と一緒?それとも

2011年04月02日 | 第2章 五感と体感
震災から23日目

ここ数日、「ここで逃げたら戻ってきた時、村八分に遭う。だから逃げられない」という言葉を多く耳にします。

皆が大変な時、自分だけ逃げるのは卑怯なことなのでしょうか?

「村八分」という言葉にものすごく違和感を感じながらも、冷静になって自問自答してみました。


村八分は、「湧きだす感情」のどうしようもない現実かもしれません。

確かに自分が生まれ育った場所を離れ、安全な場所に待避しても、そこに留まる人々の想いを想像するといてもたってもいられない気持はするでしょう。でも、人には人の個性があります。小さな子供には将来があります。そして、親には子供を守る本能を持ち備えています。

「怖い」「怖くない」は、人の原初感情と云われています。

自分の中に湧きあがる「怖いか怖くないか」の感情は、「何かを決断する時の基準」なのだと思います。

自分の基準は、自分にしか解りません。他者のことは解りません。

こんな事態だからこそ、自分の体感と五感を大切にしていきたいものです。

人から何を言われようと、自分を守るのは自分自身です。

「皆、一緒になって」というスローガンに煽られないよう、自分自身の現実吟味力を見据えていきたいと思います。

私は私。このような時だからこそ、自分の身体と心と魂を点検していきたいものです。

・・・尊い命を大切に・・・

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