五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

不安感のおさらい

2011年04月04日 | 第2章 五感と体感
大震災から25日目

3月11日以降、不安感の整理について触れてきました。

ここで、もう一度、おさらいです。

そろそろ一カ月が経ちます。

地震と津波、原発事故の被害を受け亡くなられた方々のご冥福を祈るばかりです。
そして、被災者の皆様は大きなストレスを抱えられ、いろいろな思いを巡らすことなど出来ない状況であられる方も多くいらっしゃることでしょう。

そして、
東北地方以外に住まう方のストレスは、如何でしょうか?

毎日入る情報をどう解釈しているでしょうか?

2.3週間経ってくると、受けたストレスに対する解釈が、だんだんと個性化されてくるようです。

もう少し簡単に表現するならば、
3月11日以前から持ち備えている自己の性格が11日以降の不安を解釈し、その人なりの考え方へと変化している、ということ、です。

つまり、
その人が持つ「考え方や湧き出す感情の傾向、そして、それによって起こす行動の傾向」が、より一層その人らしくなっているのです。

人は、無意識に自分の過去の記憶と今回の体験を比較考察しています。

昨日我が家に集配に来てくれた阪神大震災を経験した宅配のお兄さんは、自分の記憶と重ね、今自分がするべきことを吟味していました。いつもよりも心を押さえて物静かに語る姿が印象的でした。

ある友人は、怒りと恐怖で情緒が不安定です。でも、何かあると必ず神経質になりやすく社会に対して毒舌を吐く傾向があります。

また、さらに不安感が増長し身体症状に出ている人にも多く出会います。

でも、
「自分だけがへん?」だとは思わなくても良さそうです。私自身も「へん」なことは、解っているつもりです。

自分に湧き出す不安感を治めていく方法を知っているか知らないかは、将来に大きな違いをもたらすようです。

「「

不安感をどう取り扱うか。。。


今日、今、只今、私は何が不安なのだろう


まず、一番不安なことは、何なのだろう。


そのことを意識に上げてみたら、その不安な気持ちは、いったいどんな感情なのでしょう?


この不安感がなくなったときの最高のイメージは、何でしょう?「最高でハッピーなシュミレーションは?」


逆に、最悪のイメージは何でしょう?「最悪なシュミレーションは?」


そして、自分の不安感の折り合いをどうつけていくか。。。

」」

上記の質問は、フォーカシングという技法です。


折り合いをつける。。。という、ところがミソなのですが、ブログでは、表現しにくいのでこの程度にとどめておきます。

ただ、「自分の不安感を一つだけ選んでみる」ことだけでも、何かが整理されていくかもしれません。

不安が重なり身体症状にでていらっしゃる場合、静かに座り、目を瞑り、不安感を意識化してみることを試みてみるとよいでしょう。

(明日は腰越勉強会です。参加者の皆様、お待ちしています♡♡腰越は計画停電が解除されたようです。ただ、寒いので暖かい服装でお出かけください)

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